ブランド体感施設訪問 「MAZDA TRANS AOYAMA」
2025年2月6日から一般公開された、東京・青山に出来たマツダのブランド体感施設「MAZDA TRANS AOYAMA」に行ってきました。
場所は、青山通りと表参道の交差点から渋谷方向に少し歩くとすぐです。
東京でも目抜通りの一つ、青山通りに面しているのでとてもわかりやすいですね。
立地は東京でも最高なところの一つではないでしょうか?
このように、カーメーカーのブランドを体感出来る施設は他にもあります。
例えば、青山通りには他にも「ホンダ」や「ボルボ」があります。
これらは、いわゆる「ディーラー」とは違い、クルマを販売しているわけではありません。
そのメーカーのファンはもちろん、全く知らない方にも訴求するように、
気軽に入りやすく、おしゃれにしている施設が多いですね。
ここ「MAZDA TRANS AOYAMA」はその中でも良い施設だと思いました。
ビルの1階と2階なのですが、1階入り口はカフェとグッズの展示、
奥には実車(この日は2023の東京モビリティーショーで大絶賛された「アイコニックSP」がありました)が展示され、2階はアートスペースとソファーが並んだリラックススペースです。
大きく「木目」と「グレー」と「黒」で構成された空間は、モビリティーショーでのブースデザインを彷彿とさせるものでした。
その構成自体は近年の空間デザインにおいて良くあるものだと思いますが、マツダのディーラーには真っ黒の施設もあり、それより一般の方も入りやすくなったと思います。
デザインの手描きスケッチがを一枚だけさりげなく飾っていましたが、デザイン作業をもっと魅せると、興味を持つ方も多いのではないかとも思いました。
まあ、くどくならないようにしているのだとは思います。
マツダの新しいエンブレムが大きく設置された2階のリラックススペースは、
すごく居心地が良かったです。
窓が大きく開放感ある空間にソファが多く設置され、また観葉植物が多いのでとても癒されましね。
これならマツダファンじゃなくても気軽に来れる場所ではないでしょうか?
マツダはプレミアムブランド化を狙い、デザインを最重要にしたプロダクトの投入を続けています。
他の国内メーカーとは明らかに異なり、欧州プレミアムブランドの車にも引けを取らない、プロポーションにとにかくこだわったデザインです。
また、車そのものだけでなく、ディーラーの作りやCMの魅せ方、モーターショーのブースのデザインなど、消費者へのタッチポイント毎にしっかりブランディングが行き届いてますね。
余談ですが1988年、私が小学6年生の頃に初めて家族で東京観光に来たのですがその時に訪れたところの一つが、同じ青山通りの「ホンダ・ウエルカムプラザ青山」です。その頃ホンダファンだったのですが、その結果?私はカーデザイナーになり現在に至ります。
このホンダの施設は、今年本社ビルの建て替えで一旦閉まりますが、
「MAZDA TRANS AOYAMA」もこれくらい末長く続いてもらいたいなと思いました。
■MAZDA TRANS AOYAMA概要
名称: MAZDA TRANS AOYAMA
所在地: 東京都港区南青山5丁目6-19
営業時間: 午前8時30分~午後6時30分 (午前8時30分~午前10時00分 1Fカフェのみ営業)
定休日: 月曜日
問い合わせ先: 03-6450-6691