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転職して1か月経って気づいた怖い話


二度目の転職をして、1か月ほどが経ちました。

約8カ月の長い離職期間があったこともあり、最初の二週間ほどは社会人生活に慣れること思い出すことが最優先課題でした。

だんだんと慣れてきた今。密かに気が付いていることがあります。
それは、「慣れてきて偉そうになってきている」という怖すぎる事実です。

前職で僕は、キャリアが浅いにも関わらず、少ない成功体験をもとに自信爆発で大立ち回りを挑んでしまい、心身ボロボロで退職をしてしましました。そのファッキン地獄顛末は下記で読むことができます。


その種火が、あんなことがあっても消えていなかったのであります。
というか、根っからのものだったのであります。

日々の業務からむくむくと何かが育っていっていると感じ始めたのは、死ぬほど多い社内打ち合わせを10回ぐらい出た頃です。
転職した会社は、異様に打ち合わせが多いです。社内の部署内打ち合わせ、部署間打ち合わせ、次の打ち合わせで何を喋るかの打ち合わせ。

その打ち合わせに入社間もなかった頃は、なんとなく「聞き専」(特別発言することも無いであろう聞く専門の人を社内ではこう呼んでます)でラジオ感覚で聞いていました。
そうしていると、「どの部署がダメだ」「誰誰の仕事の進め方ヤバい」とかいう話を聞いて知識と空気の認識を育てます。
ひと会議1時間の10セットが過ぎたあたり。

自然と、登場回数の多いダメ(らしい)人を、自分も下に見ていることに気が付きました。
このあたりから自分自身に対して、「お?」と感じていました。

ちなみに、その該当の部署、スタッフの人たちはほとんど喋ったことがありません。(最初の自己紹介ぐらい)
打ち合わせで話す内容だけを聞くと、知らないなりにも、確かにお粗末だな、と思うことも多いですが。


意見を持つこと、何かを感じることは自然のことと思います。
が、何故か気が付くと人を評価するような言動が、ぽろっと零れ落ちます。

ある日の、上長との週一面談の時、僕の中で確定音が鳴りました。(確定音とはパチンコで大当たり演出の前にピロピロピロッ!等の当たり演出前に当たりが確定した時に出る音のことです)

何か世間話をしていた流れで僕はポロッと言いました。
「〇〇さん(上長)っていつもスタッフの意見をさばいてすごいなーと思いながら見いています。」

体感5秒ほど「ん?」という空気が流れました。

その時はリモートだったので、ラグかな?と思ったのですが、向こうの受け止めきれてない雰囲気を察知して
「あ、これやったな」と思いました。
慌てて、「いや、癖の強い人たちの意見をさばいててすごいなーって外から見ていて!」みたいなことを追加で言いました。
「んーーーーーーーそうね、うん、まあね。さばくっていうか、みんな楽しく仕事できたらいいからさ」
この神返答とこの神返答をしてくれるような人に「んーーーーーーー」と困らせてしまった事実に激しく狼狽えました。
とりあえずの「ふへへへへ」みたいな変なリアクションでそのあと何か喋って面談は終わりました。

面談後、リモート勤務中の自室で震えました。
震えの理由はただ一つです。

「まだ懲りていないのか」


何でそんなに上からモノが言えるんだ。
性分って不滅なんだな、と思ってしまいます。

他にも少し冷たい言い方の人に「そんな言い方しなくてもいいのにな」とか、いちいち引っかかってしまいます。
人それぞれの感性に自分の規範での審査が厳しすぎます。

自分の立場をわきまえずに人を評価する心は増長して化け物になり、自らの身を滅ぼします。
人間を憎む思いが増長し祟り神になった猪のように。

しかし、現段階で気が付けたのがせめてもの救いだと思い、一矢撃ち抜き心を鎮めようと思います。(もののけ姫例え2発)


そこで今、応急処置的に僕が思いつく今後すべきことは、

1:人を簡単に評価しない
2:他者へのリスペクトを怠らない
3:突飛なことを言って“かます”のがダサい年齢だと気づく
4:他者の感性にそこまで干渉しない

だと思います。
愚直に毎日を積み重ねる。
当たり前のことを当たり前に続ける。
鉄の掟です。

いつまで守れるか。守ってくれよ。
ありがとうございました。


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