朝と夜の間

山で1番好きな時間は夜明けの瞬間だと思います。

登山は数多くしてきましたけど、一昨年から山に泊まるということを始めました。その時、初めて山で見る朝日に感動したのを今でも鮮明に覚えています。    それ以降、ずっと山での日の出を求めている気がします。笑

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日の出の中でも特に夜明けの時間、「東雲」と呼ばれる時間が好きです。

遠く地平線の先が深い橙に染まり、それまで煌々と輝いていた星や月が     落ち着きはじめ深い青色が薄らいでゆく時間です。

その景色を見るだけも素晴らしいのですが、その時間帯に感じる空気感がもっと好きです。

ほぼどの山でも感じている頃なんですが、夏といえど早朝の山は寒いです。   温度を測ったことがないのでなんとなくの体感温度ですが、おそらく5度前後ぐらいなんじゃないかと思います。

肌にあたる冷たい風やしんと静まる空気、聞こえるのは風の冷たい音だけです。 視界には地平線の先に深く輝く橙色、頭上には深い青から徐々に淡い青へと移る様子が見えます。

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そのうちに太陽が顔を出して、あたりは光に包まれます。山なみは陽に照らされ赤く染まり空気は暖かく私を包みます。

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アニメや映画でしか見たことのない景色が見れることに幸せを感じているのか  凍える寒さの中、暖かい光が見れて感動しているのか正直よくわかりません。

ただ、この景色は見たら確実に感動すると思うし、かけがえのないものになると思います。

この時間が好きだし、皆さんにも見てほしい時間です。




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