perfect daysを見て、心地よさに揺られて
noteでフォローしている人がperfect daysを見ていたのでそれにつられて見に行きました
一言で言うなら、見てよかった
写真をやっているから出た言葉かもしれないし
そうでなくともコンセプトに惹かれて出ていたかもしれない
主人公の平山は決まった1日を送ります。夜も老けない時間に境内を履く箒の音で目覚め植物に水をやりトイレ掃除の仕事へと出掛けていく…仕事が終われば銭湯、行きつけの飲み屋へ…夜は眠くなるまで本を読む。休みの日は家の掃除や片付け、それから少しの自分時間を過ごす。決まった流れを淡々とこなしていく。そんな映像をずっとみます。
ただ、その単調な生活の中で些細な変化や愛おしくなるような出来事に心が揺れて、ときめいて日々が色鮮やかになる
それを映像、役者を通して綺麗に繊細に描かれる
そんな映画が見ていて小さな楽しみを心から楽しむ姿、生活が変わらない安定してる心地よさ…気持ち良い水の中で揺蕩うような気持ちのいい映画でした。
たぶん、ニッチなジャンルになると思うし激しい起伏があるわけでもなく盛り上がることも特になく、マーベルのような激しく揺さぶれるものはありません。
スナップ写真を繰り返し見るような単調な映画です。
日常に変化が欲しいと思う方がたまには視線を変えて見る…そんな楽しみ方ももしかしたらいいのかもしれません。
私がperfect daysを一目見て好きになったのは自分の思うスナップ写真に通じる。些細な変化、小さな幸せなど垣間見えることに綺麗と感じる心が共感できたからなのかもしれない
また、一つお気に入りの映画が増えて嬉しいです。