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【JTCリスキリングのリアル】スキルを高め始める前にすべきこと

最近、多くの会社で「スキル」が盛り上がっています。

私の勤めるコテコテJTCでさえも、人事制度を抜本的に見直すようです。スキル重視の、スキルに基づく人事考課と人員配置の制度に大変革すると言い出しました。

あまりにドラスティックな改革に、絶賛混乱中であります。

私は中間管理職として、会社が断行する人事制度改革の本当の狙いについて上層部の話を聞いています。また、いきなりスキルだと言われた部下の悩みにも日々接しています。

そんな現場に身を置くJTC管理職の立場から、リスキリングに取り組む際の具体的な第一歩、マストな対策をご紹介します。

「スキル」とは

まず定義の確認です。

定義を通じて、リスキリングによって何を実現しようとしているのか、大筋を理解しましょう。

経済産業省は、次のように定義しています。

リスキリング(Re-skilling)

新しい職業に就くために、あるいは、今の職業で必要とされるスキルの大幅な変化に適応するために、必要なスキルを獲得する/させること

経済産業省

「新しい職業に就くために」というところがミソです。

個人には、時代にあった技術を習得させる。企業には、職務ごとに求める技術を明確にし「職務型賃金」の導入を促す。

「学んだ技術」と「企業が求める職務」をマッチングさせ、成長分野への労働移動を円滑にすることを目指しているようです。

平たく言うと、会社が首を切りやすくし、転職しやすくし、賃金が上がりやすい仕組みを作りたい。

これが政府と経済産業省がリスキリングを進める理由なんです。

行き着く先は、傾斜産業での大量解雇と新興産業への労働力の移動がダイナミックに起こる欧米のような社会です。

会社の思惑

政府が主導するの同じく、人事制度でスキル重視に舵を切る会社側の狙い、端的に言うならばスキルのない社員の解雇です。

当然、アメリカのように会社都合で自由に従業員を解雇できる訳ではありませんが、スキルない社員の労働条件を悪化させ、自主的な退職を促そうとしています。

スキルのない社員は、労働条件を悪化させても、会社に残らざるを得ないと高を括っているとも言えます。

スキルがある社員を厚遇する一方で、会社が求めるスキルを保持していない社員には相応の評価(冷遇)をする。スキルの有無で、差をハッキリつけると言っています。

従来の「温情」考課的なメリハリのない相対考課はやめて、スキルに基づいて絶対評価すると言っています。

<会社のスキル重視の狙い>

・人事考課でデキる社員とダメ社員を明確化

・重要ポストへ適材適所の人材登用

・年功序列の打破

・JDに合うキャリア採用の推進

・雇用整理に向けた大義名分づくり

・人件費削減
 (収益環境のハード化を見据えて)

一見、冷徹な会社の都合に思えますが、会社側にはもうスキルのない従業者を雇い続けていく余裕がないとも言えます。

会社側にとっても、ハード化するビジネス環境の中で、生き残りをかけての必死の順応策なんです。

リスキリングにどう臨むか

政府や企業が、雇用の流動化を目論んでいる中で、私たち従業員・労働者側は、どのようにこの「リスキリング」の流れに臨めば良いのでしょうか。

DXや、専門性が高い分野で特殊な技能を持っている人はいいですが、JTCにゴロゴロいる私のような文系ジェネラリストは、どうしたら良いのでしょうか。

まずすべきは、この「リスキリング」の流れには抗えないと悟ることです。

ChatGPTなど生成AIの進化、人口減少、日本の基幹産業・自動車業界の大変革(EV化)などの劇的な環境変化は確定なので、産業構造自体の大きな変化は免れません。

この変化を「所与の条件」と認識し、その中で生き残るべく「リスキリング」に取り組む覚悟を決めなければなりません。

覚悟を決めたら、いよいよリスキンングに向けて具体的に行動します。

ただ、会社からリスキリングだと捲し立てられて、何となくで資格勉強を始めてしまうのは一番の悪手。

社会人は、目の前の現業をこなしながらリスキリングしないといけないので、「間違った方向に努力」している暇なんてありません。

リスキリング準備としてのオーディオブック活用法

リスキリングでは、急がば回れ。

まず、リスキリングが求めれている文脈を理解し洞察力を高めます。そして、リスキリングに臨むマインドセットを学びます。

その上で、社会人に合った学習方法を学び、リスキリングするスキルを真剣に検討するのが最初のステップです。

これらの情報を、いつも通りに働きながら、効率的にインプットするにはどうしたらいいのでしょうか。

忙しいビジネスパーソンに最もピッタリなのが、オーディオブックです。

リスキリングにオーディオブックが最適である理由を説明いたします。

どこでも学べる

オーディオブックなら、通勤中や取引先を訪問する際の移動中、家事の間など、ちょっとしたスキマ時間を活用して学びを進めることができます。

学習のための時間、机に向かう時間を捻出する必要もありません。

仕事のPC作業で目が疲れていても、聴覚でのインプットを継続できます。

オーディオブックであれば、無理なく日常生活に学びを組み込むことができます。

未経験スキルにも気軽に触れられる

定額・聴き放題のサブスクなので、興味本位で気軽に聞くことができます。

まず聴いてみて、「ハズレ」だったら止めればいいだけ。興味のある分野の専門家やリーダーの考え方にも、気軽に触れることができます。

本屋でパラパラ斜め読みすれば十分なライトな入門書から専門書まで、様々なレベルの書籍を聴くことができます。

スキルについて、専門書や参考書を読み込む前に、オーディオブックで全体像を把握すれば、効率良く学習を進めることができます。

効率よく学べる

リスキリングは、通常、新しい分野に挑戦することを意味します。

そのため、本格的に学び進める前に、その分野に関する基本知識を事前に習得しておくことが大切です。

例えば、新たにプログラミングを学ぼうとした場合、まずプログラミングに関する基礎知識や成功者の経験談をオーディオブックで聴くことで、全体像をつかむことができます。

その後、専門的な学習に取り掛かれば、より深い理解を効率よく得られます。

<オーディオブックのメリット>

❶満員電車、運動中、家事の最中にも
 インプットできる

❷目が疲れない

❸未経験スキルを気軽に学べる

❹3倍速で入門編を聴いてまずスキルの
 基本知識を習得、効率よく学べる

❺繰り返し聴けるので、難しい専門書も
 理解しやすい

❻サブスク聴き放題(月1500円)で
 リーズナブル

❼本の置き場に困らない

実際、人事制度の大変革・スキル革命だと息巻く私の勤め先JTCでは、スキル習得に向けた具体的アクションとして、オーディオブックが推進されています。

まとめ

オーディオブックは、リスキリングを進める上で、非常に効果的なインプット手法です。

手軽に取り組め、忙しいビジネスパーソンにとって最適な学習ツールと言えます。

リスキリングに向けた最初のステップとして、ぜひオーディオブックを活用してみてくださいね。

ちなみに私は3年前からAmazon Audibleを愛用しています。2023年の総リスニング時間は608時間(毎日1時間40分ほど)

耳がフリーとあらば、だいたいイヤホンを突っ込んで何らか聴いています。

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