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三月大歌舞伎 第一部(歌舞伎座)


春の歌舞伎座です🌸

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第一部の
「猿若江戸の初櫓」(さるわかえどのはつやぐら)
「戻籠色相肩」(もどりかごいろにあいかた)
観てきましたー

コロナ禍仕様になってからの歌舞伎座での観劇はこれで3回目かな。
三部制。席は半分。幕見席がない。大向うなし。
なによりお土産屋さんが閉まっているから、いつもみたいな賑やかさはなくてやっぱりさみしい🥺

火が消えてしまったようなロビーだけど、
2階ロビーには鮮やかな日本画が並んでる!
今まであんまり気にしなかったけど、ちゃんと見たら上村松園とかあるるるるるる!!!!
今までお土産屋さんで試食したり鯛焼き買ったりで開幕前忙しかったから、じっくり見たことなかったけど、上村松園伊東深水鏑木清方、、、錚々たる日本画が並んでる並んでるー!!!
ガラガラの2階ロビーでひとりじっくり鑑賞できて幸せ。
これからの歌舞伎座の楽しみが増えたなあ。

そういえば、緞帳紹介で上村淳之さんのお名前が。
「水辺の四季」という作品。

歌舞伎座のロビーに祖母、緞帳に孫。
すごいな上村家✨


そして無事開幕。
まずは「猿若江戸の初櫓」


勘九郎丈の猿若も、七之助丈の出雲の阿国も
若衆たちも、みんな可愛いかったー!
踊りも仕草も表情もコミカルで、もうホント可愛いの。ニコニコしちゃう😊
若衆たちはカラフルで、身体を丸めると手毬麸みたい♪
七之助丈はもちろん指先まで美しい♡

お奉行様の扇雀さんが
「流行り病を祓ってくれ」と。
これはこのご時世ならではの台詞なのかな。

そこからの舞が鮮やかで明るくてよかったなあ。
拍子木も気持ちいーーー!!!

ハッピーな気持ちのまま幕。

15分の休憩をはさんで

「戻籠色相肩」
次郎作が松緑丈、与四郎が愛之助丈。
可愛い可愛い禿が苔玉丈。

定式が引かれると浅葱幕。
振り落とし大好き!!!!
かっこいーーー!!!鮮やかっ😆💕

この演目は絵本を見てるみたいな色彩の美しさ✨

でも結末はちょっとびっくり😳
こんな展開なんだーーー!!!!
この後、三部の「楼門五三桐」観たくなっちゃうね!


三月の第一部は二演目ともスカッと気持ちよく、目にも美しくて、ハッピーになれるなあ🌸
行ってよかったです😆




2階ロビーの素敵コレクションをいくつか。

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『円窓美人』 上村松園


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『春宵』 伊東深水


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『早春漁村』 川合玉堂


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『夏に入る』 東山魁夷


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『さじき』 鏑木清方

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