安全と軟禁の狭間で。。。
私は自分のやりたいことをして、自由に生きることが好きです。
自分の思うままにできないってとてもモヤモヤするし、だんだんイライラしてしまいます。
なのに、母に対しては自由をかなり制限している。。。
認知症の悩ましい所は、本人ができるとおもっていてもできなくて、危険が隣り合わせということ。
母が外に出たくても、転んだら危険だから、縁側の窓は二重ロック。
家の中でも通れないようにしていたり、危険なモノは触れない場所に移動させている。
この状態、私なら軟禁されてるって思う。
本人がやりたいことがあっても、危険ならやらせない。
入院の原因になったヤケドも、なぜ火をつかわせたか、看護師さんたちにずいぶん責められました。
年々できることが減ってきて、一つずつ仕事を取り上げてきました。
そう、母からしたら「できることを取り上げられた」という気持ち。
最後に残ったお湯を沸かすという作業。そこでヤケドした。
まぁそれを残した私がいけないんだよね。
それに尽きるのだけど。
生きがい、やりがいってなんなのでしょう?
趣味と呼べるものが無い人は日常のごく当たり前の暮らし、いわゆる食事の支度やお洗濯できることが、生きている意味になったりする。
私は仕事柄、目的思考をオススメしているけど、それは今回否定されている。
否定というか、本人の望みとおりにさせてはいけないのだ。
視点によって全部正解で、全部ハズレ。
私自身のことなら、好きなことをして死んだとしても本望と思う。
でも、判断能力や肉体の動きが伴わない人に対しては、ケガや死にいたる可能性は排除するのだ。
父が亡くなったのは私のせいと言われたことがある。
それならいっそ、母が亡くなるのも私のせいだっていい。
できることを奪って生きさせるより。
と、書いてはいるが、
今日も自宅軟禁なのであるよ。
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