高校生の進路相談に乗った話
先週の海の日、私の大学のオープンキャンパス(以下 OC)があった。
ゼミの教授に頼まれて、OCに来てくれた高校生の進路相談に乗った。
自分なんかがアドバイス出来るのかと不安だったけど。
どんな勉強をしていたかとか、志望理由書や自己PRの書き方(私がAO入試だったため)とか、面接のこととか色々聞かれた。面接とか志望理由書のアドバイスをする時、就活の話をしているのかな?と混同した(蛇足。笑)
緊張したけど、自分なりに上手くアドバイスできたと思う。
例えば、勉強法に関しては、新聞の社説を毎日読んで、それに対する自分の意見や感想を簡潔にでも良いから毎日書いたら、時事対策と小論の練習にもなるよ!
面接のアドバイスだと、緊張はすると思うけど、試験と思わずにただの会話と思って臨んだら大丈夫!面接官も、単純に受験生のあなたのことが知りたくて質問しているのだから!とか。志望理由書は、うちの大学でないとダメな理由を明確に書いた方が良いよ。難しいと思うけど、自分の将来の夢や目標を具体的な講義やゼミ、大学の特色と結びつけたら良いよ!とかそんな感じで。
ゼミの先生から事前に、参加する高校生にとってはお前らは憧れの存在だからと言われて、確かに!と共感しつつ、折角大学に来てくれたのだから、簡潔に理路整然と役に立つ、質のあるアドバイスをしよう!と思って、自分なりに頑張ったつもり。少しは役に立つといいな。
それに終わってみて思うのは、意外に自分って話せるんだなと思った。
私の受験生の時の体験談をつらつら話しただけだけど、一つ一つの質問に、
「なぜ、これが大事なのか?」「なぜ、こうした方が良いのか?」と
明確に根拠立てて話せたから、説得力もあったのではないかと思う。
これができたのは物事を深く考えるようになったからってのも少なからず起因していると思う。自分だって少なからず成長しているんだ。
それに、高校生に話す上で大学受験のことを振り返ることもできた。
大変で辛かった経験だからか、4年経った今でも鮮明に覚えている。
勉強も志望理由書を完成させるのも凄く辛かったし、何より不安だったな。
高校3年の夏休みは、猛暑の中、ほぼ毎日高校のパソコン室に行ってワープロで志望動機や自己PRを書き直していたし、何回も担任の先生にダメ出しを食らっていたなあ。ある日は、ゲリラ豪雨に見舞われ土砂降りの中、帰路に着いたこともあったな。
当時は凄く辛かったけど、今思えば良い思い出だし、何より努力して結果を出せたから今でも自信になっている。
また、高校生に話す上で受験生の時の自分と、大学生になった今の自分との変化や立ち位置を客観的に見れたので、自分としてもすごくいい経験になった、学びも沢山あった。
終わってからはゼミの先生と大学近くにあるインドカレー屋さんで
ナンをご馳走してもらった。美味しかった。
とても疲れたけど、受験生の役にも立てて、自分自身としても自分を見つめ直せて、学びになった充実した一日でした。