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国際交流の醍醐味

最近、フィリピン人の友人と会う度にタガログ語(フィリピン語)を教えてもらっている。最初に教えてもらった言葉は“Salamat po“(ありがとう)だった。タガログ語では終わりに“Poを”つけると丁寧な表現になるらしい。文頭に“Maraming”をつけると“Thanks you so much”と同じ意味になることも教えてくれた。

翌週にはAko(私)、ay(英語で言うam)、gutom(お腹がすいた)の3つを教えてもらった。これを文にすると“Ako ay gutom.”(私はお腹がすいた)になる。そのまた翌週は “bakit”(なぜ)“umaga”(朝)、“hapon”(昼)、“gabi”(夜)を教えてもらった。ちなみに“hapon”は日本人という意味も持つらしく、Ako ay hapon.で(私は日本人です)という文も作れる。

最初の方は知らない言語に触れることには抵抗はあったけど、単語を少しづつ覚えていくうちに楽しくなった。それに自分ではタガログ語を勉強する事もなかっただろうから、触れるきっかけを与えてくれたフィリピン人の友人には感謝している。彼女とは基本は英語で会話するのだけど、Salamat poとか、覚えた言葉はタガログ語で伝えるようにしている。すると、彼女は「えっ!覚えてるやん!」と嬉しそうにしてくれる。

代わりに自分も日本語を教えている。文化、時計、水筒、看板、ゴキブリ、ゾウ、雲、などの物や日用品などの身近で簡単な単語から。彼女は日本に来てまだ間もないから、言語の面は自分が少しでもサポート出来ればなと思っている。それに外国人が日本語を勉強して、懸命に話そうとしている姿を見ると嬉しくなる。異国の地に来て、言語やカルチャーの壁は大きいはずなのに、日々頑張っている姿に自分も刺激を受ける。

日本人は英語がとても難しいと言うけど、それは外国人も同様でアメリカ人やフィリピン人の友達はみんな日本語は凄く難しいと言う。自分はずっと使ってるからそんなに難しさは感じないけど、そうやって外国人から言われると、確かに漢字とか敬語とか文法とか難しいよね〜と思わせられる。また、自分が日本人であるという事へのアイデンティティや日本語の誇りみたいなものも感じるようになった。

言語の他にも、フィリピンの庭にはバナナの木や鶏やアヒルを飼っているのがベターだということや木や竹で作られた高床式の住居が多いという驚きのカルチャーもあった。外国人と交流すると普段の生活では関わることがない、異国の言語や文化を学べたり、情報を知ることが出来る。これが国際交流の醍醐味なのかなと思う。それは相手も同様で、最近では外国人の友人たちに書道に初挑戦してもらったけど、墨への抵抗や筆の使い方に苦労していて、日本のカルチャーを感じてるな〜と嬉しくなった。普段から英語や文化を教えてもらっているから、自分もお返しではないけど、日本語や日本史とかヘンテコなジャパニーズカルチャーを知って欲しいなと思う。そのためにはもっと日本の事について勉強しないとな〜。

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