俺とアンクルフロドのころっとろっこ@ひらかたパーク
初乗車:2023年9月16日
好きなセクション:キャメルバック
なんだかんだ言ってひらパーとは縁のない人生を送ってきた。まあ別にひらパーに行かなくても生きていけるんだけど。
でも、ジェットコースターなんて生モノと一緒で、やれ隕石が落ちて閉園しましたとか、やれ何か致命的なダメージが見つかってクローズしますとか、昨日は動いてたからと言って今日も動いてるとは限らない存在なのだ。あとで食べようと思って冷蔵庫にラップをかけて保存しておいた宅配寿司の残りが、いざ食おうとすると魚がシナシナでおじいちゃんの皮膚みたいに感じてしまい、昨日食っとけば良かったじゃん!と思っちゃう現象と一緒だ(食うけど)。
要するに、閉園やクローズしてから、あぁあの時乗っておけばよかった…と後悔しないためにも、乗れるタイミングを無理やり作って乗っておくというのがスマートな大人のやり方ってワケよ。
今回駄文を捻りだす題材は、そんなひらパーの奥にこじんまりと設置してある子供向けコースターのころっとろっこだ。笑っていいとも!のサブタイトルが森田一義アワーであるのと一緒で、このコースターも一応”アンクルフロドの”ころっとろっこ、というのが正式名称らしい。みなさんご存じの、みたいな感じでアンクルフロドというキャラクターが出てきたが、これはひらパーに住んでいるという設定の妖精だ。住んでいるということは、住民税はちゃんと納めているのだろう。
訪れたこの日は3連休の初日ということで、家族連れでそこそこ賑わっていた。が、立地が悪いのかころっとろっこ周辺は誰も居なかった。悲しいくらいに誰も居なかった。昼過ぎなのにウキウキwatchingも出来やしない。これにはタモリも御立腹と言うワケだ。
は?
設計は地元大阪をお膝元にする泉陽興業製だ。車両は4人乗り×3両の12人定員となっており、同園のラウディと似たような構成。キッズコースター的立ち位置であるのも類似点だが、レイアウト的にころっとろっこはやや低学年向けか。
最高部は5mくらいの高さほど。15秒ほどで登り切ってしまうと、うねうねとしたレールを徐々に加速しながら進んでいく。マウス系のコースターのようにレールのカント角がほぼゼロなので、コーナリングの度に体が左右に振られる。この日はオトナ2人で横並びにこじんまりと乗車したのだが、押しくらまんじゅうか、と言わんばかりにブツかりまくった。というか、キッズ向けコースターにオトナ2人で乗るなよという根本的問題があるが、それはまた別のお話。
駅舎横までくると、クライマックスのキャメルバック。かなり物理エネルギーに余力を残した状態で降下⇒キャメルバック⇒上昇という一連の動作を立て続けに行うワケだ。テンションが上がる。楽しい。エアタイムは感じられないんだけど、トロッコ感は十二分にあると思う。
キャメルを超えると左に大きく旋回しゴールだ。結構スピード出た状態でカント角ほぼゼロのコーナーを旋回するので、横Gが凄い。強引な旋回だ。
正直、おこちゃま向けだろと舐めていたが、ほんのり楽しかった。まあ期待値のハードルがものすごく下がっていた、というのも有るかもしれなけど。てか、アンクルフロド要素はどこにあったんだろうか。