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通いアヤワスカ二日目

12月1日 新月
次の日に手書きのノートに書いたそのままを。

吐き出せない分を、マエストロが吐いてくれた。
勇気を信じる力が一歩(大きな一歩)足りなく、その瞬間に飛び抜ける事ができなかった。その分、マエストロの負担になってしまい(代わりに吐いてくれるので)、「ごめんなさい」と一度心の中で言ったのだけれど、
「ごめんなさい」は違う「ありがとうございます」に切り替えた。
「ありがとうございます」と小さくお礼を声に出した。

・自我を吐き出した。
「私は~」から始まる自我がとても辛かった。
辛すぎて、まっさらになりたかった。
「手放します、どうぞ私をお遣い下さい」と懇願した。
「私の命をお使いください」「私はただ身体を楽に整え続けます」
と懇願した。
それには、強すぎる自我を吐き出す必要を感じた。

ビジョンは光に満ちようとしている。
私は白い光のコンドルで、空へ向かって羽を広げ、今まさに、光の速さで上へ向かおうと位置についていた。
(羽にはまだ少し黒い影があり、それを三次元の身体で吐き出すことで、上に飛び立てるところ)

三次元の身体の手にふれたペットボトル。
「さあ、飲みなさい」と差し出されたと察し、私は意志を立て直し、一口、二口ゴクゴクっと飲んで準備をした。

バケツを探り当て、横座りから正座、又を開き、その間にバケツを設置して前かがみになった。両手で身体を支え、ポジションを取った。

マエストロのイカロスが、吐き出す流れを促してくれるエネルギーを帯びてきた。いよいよだ。
イカロスに合わせて、体中から全てのフィールドから吐き出すべき自我の残骸を一転に集め三次元の身体から吐き出されようとしている。

ピークに達し、吐き出した。
けれど、少し残った。変わりにマエストロが吐いてくれた。
マエストロは、「行くと思ったのにねぇ」みたいな念で優しく居てくれた。

私はそこでいけない自分に驚き、なんだか可愛げがある気がして
「フン」と自分に鼻で笑った。

もう一度、次が最後だとお水を飲んで準備をしたのだけれど、
その日のイカロスは、それが最後だった。

マエストロは、外で村人と何かお話をしている。
休憩だ。

マエストロは巧だ。
力を抜いて、休憩したり、おしゃべりしたり過ごしながら、私達の様子を見守ってくれている。
そして絶妙なタイミングでイカロスを歌い、私達は吐き出していく。

マエストロはそれをご自身の全てでサポートして下さる。

私達が吐けない分を変わりに吐き、その場の何かを吸い上げゲップやあくびで浄化して下さる。
身体を使って、どれ程体力を費やしてくれるのだろうか。
本当にありがとうございます。

値段交渉をしてスミマセンでした。

私達が値段交渉で金額を提示した時、
マエストロはたった一言「適正価格ですか?」とおっしゃった。

私達は「分からないです。インターネットで調べただけです。」と素直に伝えると、「セレモニーだけならその価格で良いですよ」と言ってくれ、その場にいたドライバーのシェリックが送迎をすれば可能なのでは?
という話し合いをマエストロとしてくれて、
セレモニー後にヴィレッジに滞在ぜずに通いでセレモニーを受ける
「通いアヤワスカ」になった。
その経緯を思い出した。

マエストロは、夜9時からセレモニーを始め、自分も一緒にアヤワスカを飲み、私達が抱える「吐き出すべきもの」を一緒に吐いてくれた。
私達が吐き出せなかった分は、すぐに変わりに吐き出してくれて、周りに蔓延する何か、私達から出た何かを大気中からエネルギーフィールド中から吸ってくれ、吹き飛ばしてくれ、守ってくれ、そして待ってくれる。

私達が吐き出した物は、片付ける人が居て、会場を清掃してくれる人もいる。

マエストロは朝まで起きている事になるし、
私達の波を待つことだって、楽しい事ではないのかもしれない。
(やれやれっという感じかとも思う)

でもマエストロは、人を外に呼び、話し相手を作り、空気が気持ち良い夜の外でできるだけ楽にしていて下さる。
その安心感のリラックスにも感謝をおもった。

そしてマエストロが外にいる事で、小屋の扉は開けっぱなしになっていて、外の空気と音を感じられてとても気持ち良かった。
マエストロの話し声も穏やかで、癒しのイカロスみたいだった。

「楽に生きたい」
日本に帰って、自分が所有している物をコンパクトにして、車に収まる程度で良い。
身軽になって、結婚して、日々の生活を家を整えながら快適に過ごしたい。
家族を愛して、妹弟達の幸せと、犬猫達の幸せと、おばの幸せと、友達とお世話になっている人達に尽くす。

私に関わる人が幸せを感じる世界になるように。
私は身体を整えたい。


死者の領域へ触れる覚悟
準備段階が必要
・触れなくて良い領域
・今を生きる今を生きる

吐き出している時のヴィジョン
青と白で縁取られた光る枠の中は、黄色に輝いている。
(植物の細胞のよう)
私はそれらの中心にある。

それぞれの枠の中から、滝の様にジャージャーと水が流れ出て、
私の三次元の身体を通して吐き出されている。



有難うございます。

吐き出した後は、至福に浸った。


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 KURO
🙏✨