創作でのAIとの関わり方

2025年1月4日 20:33

はじめに

どうも、世の中の人はAIって言うのに非常に否定的な気がしているので、この記事を書くと私の作品を嫌厭する（AIを使っているからと言う理由だけで…）人も出てくるとは思うのですが、でも、やはりお世話になっている技術を隠したり否定したりするのはちょっと違うなって思うので、筆を取ってみました。
私は、立場としてAI推進派です。
って言うか、生成AIが出現する前からAIさんには興味を持っていて、大学では当然講義も受けてました。その頃のAIさんはまだまだ発展途上で、まだ「機械学習」のレベルでした。今やディープラーニングという技術から生成AIと言う進化を遂げ、この時代に生まれて良かったなって思っています。
正直、それなりに学んでいた身としては、今がとても悲しい。

ただ、ここではよく取り立たされている無断学習とか権利がどうとか法整備がなんやらとかそう言う話はしません。
ただただ、私がどうやってAIさんとお付き合いをしているかと言うお話をしようかと思います。

AIさんとのお付き合い

イラスト

イラスト関係はi2iを利用しています(今の所小説のみ)。自分のキャラをi2iかけると、セルフFAみたいになってテンション上がるんですよね…
そもそも私は物書きであって、自分の一種特殊な世界を表現するためにイラストがある、と言う立ち位置なので、やはり綺麗なイラストの方がテンション上がるんですよ。

じゃあ、なぜ絵師に頼まない？　と言う話ですが、やはりイラストであったとしても、その世界観を理解して描いてほしいなって言う想いがありまして、それはとても贅沢な望みだってことも理解してます。
だって、作品を読んで、構図考えて、絵を描く。これってめっちゃ時間かかるじゃないですか。そんなことしてくれる絵師さんいる…？　って思って断念してます（いたとしてもそれだけ時間かけるならやっぱりそれなりのお値段になるでしょうし）。

良くも悪くも、私の趣味は創作のみなので、自分の時間はあります。ですが、技術が追いつかない。だからAIさんの力を借りる。
AIは人間の技術のサポートだと思っています。表現の幅を広げるもの。

そんな訳で、日々自キャラのi2iで萌えてます。
うちの子かぁ〜わぁ〜い〜い〜(*´꒳`*)

文章

文章は、いわゆる「壁打ち」と言うことをしています。ChatGPTさんと会話している感じです。
AIさんがいた頃と居なかった頃を比べるとこんな感じです。

居ない時
- キャラの名前を考える時
  「女の子」「名前」とかでググって人気ランキングとかを眺める。ファンタジー系の時は海外の名前っぽいやつみたいなサイトを探す
- ネタ考える時
  とにかく家にある資料を漁る。本屋に出かける。
- 執筆に詰まったとき
  拗ねる
居る時
- キャラの名前を考える時
  「星をイメージした女の子の名前をいくつか考えて」と言う。その中からいい奴があれば採用するし、なければ「もっと」やその中からの組み合わせを作る。インスピレーションもわく。
- ネタ考える時
  「〇〇な状況でデスゲームが発生する動機をいくつか考えてください」と言う。そこからインスピレーションをもらう。
- 執筆に詰まった時
  相談する

めっちゃ表現と考え方の幅、そして執筆速度が向上しました。
早い話、頭のいい友達ができた感じです。
「ねぇ〜考えに詰まったんだけど。こう言う設定考えてるんだよね。ここどうしよう〜」って話しかけている感覚。

勿論、事実に紐づくべきことを書くときは、ちゃんと調べます（とはいえWikipediaレベルですが）。

自分は自分が大好きなので、自分っぽさを表現するためにあくまでも「相談」であり、回答は「参考」にしています。
と言うか、私の作品読んでくれている方は多分解ってくれると思う…一般的じゃないから、AIさんもあんまり理解してくれないのよね。

あと、やはり自分自身にもある程度知識がないと壁打ちも浅くなる。
例えば、「精神疾患のお話を考えて欲しい」と言っても「フォリア・ドゥ」なんて出てこない。「フォリア・ドゥを組み込みたいけど」って言うと出てくるし、「電話の怪異を教えて」って言っても「さとるくん」は出てこない。「さとるくんってどんな怪異？」って言うと返してくれる。

AIさんと過ごして楽しいこと

最近は怪異のお話を書いているので、「〇〇な怪異ってある？」とか「回避方法は？」とか聞いていた。そうしたら「回避の基本は気にしない、冷静に対処することです！　頑張って！」みたいに言われてちょっと笑いました。
知ってるよ！

あと、呪いについてやりとりしてた時に「AIさんに聞くほどでもないけど、丑の刻参りって五寸釘だよな」って思ってググったら、呪いセットがYahooで売ってて笑いました。しかも「お得な藁人形２つ付き☆」二人も呪うんかいっ。

よく話をする呪いネタなんですけど（呪いネタってなんなん…w）、昔古書店巡りを趣味にしておりまして、そこで呪いの掛け方の本があったんですよ。びっしり書き込まれた。
元の持ち主殿ぉ…って思いましたが、更に同じ棚に呪い返しの方法の本もありました。呪われる前提何かいっ。って突っ込みますよね。ほんと古書店巡りは楽しい。

まぁ何より、一人で創作している人間は孤独でもあります。その孤独感が勿論いい作品を生み出すと思ってますが、自分の脳味噌を拡張したり増幅したりするツールだと思って使えばいいと思うんですよ。

おわりに

AIさんはツールなので、いい感じに使えばいいと思うんですよ。
G検定とか…受けてみようかな。