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【考察】人間の脳の曖昧さ

はじめに


昔々blogをやっていた時は、日々考えていることを垂れ流していたのだけれど、ここ数年で同人界に復帰してからはTwitterとかチャットとかの短くて簡単な文章でのコミニュケーションや宣伝が多くて、そんなもんだと思って生活していたのだけれど、また昨今、文字をベースに活動し始めたので、脳味噌の中を公開しようかと。
こういうのがどこかで創作の役に立つのよ。そして自分の文章好きなのよ。

本文

と、いうことで、今回は人間の脳味噌の曖昧さを。
自分は一応ガチのシステム屋でして、職業で云えば元プログラマー(PG)、現システムエンジニア(SE)です。
PGとSEって何が違うの? ってPG時代は思っていたのですが、全然違う。PGは相手にするのがシステム、つまり機械で、SEは人間なのです。
相手にしているのが機械だろうが人間だろうが、システム(プログラム)の話でしょ? 一緒でしょ? と思うじゃないですか。
全然違う(二回目)。
何が違うかって云うと、その曖昧さ。
例えば、どんな言語を使っていたとしても、システムだったら
x = 1 + 1
と書いたら、xは2しかありえないのだ(数学的な話は置いておいて、一般的なペアノの公理系で10進数として)。
けれど、システムであれば、xは対象の人間によって違う。
「2」
「え? 2…でしょ?」
「2に決まってんじゃん」
それこそ十人十色、xと云う変数に何が入ってくるかわからないのだ。

これが、大変。xからさらに2と云う解を導き出すのに処理が必要になる。しかもそれは、対象の人間によって違う。

ふむ、まぁ、100歩譲って対象の人間によって違うのはどうにか頑張ろう。だが、人間は更に、「状態」つまり「気分」によっても変わるのだ!
機嫌が良い時は「2に決まってんじゃん」だけれど、機嫌が悪いと「はぁ? バカにしてんの?」とか解が含まれない回答である場合だって考えられる。
もう、分岐量やエラーハンドリング大変すぎなのよ、人間って。

つまり、PGは、xに対して絶大なる信頼を持って処理して良いが、SEはxを信じられない、または更なる処理が必要なのだ。
これはもう、脳味噌が疲れるんですわ。

ただ、このxに対する処理を非常に的確に、スマートに熟る人もいる。本当にすごい、すごい。私は脳味噌がシステムに近いので本当に、SE業は大変です…。
じゃあ、なんでPGに戻らないの? と云えば、お給料の問題です。勿論、スーパーPGと呼ばれるような凄い人が居て、凄くお金を稼げたりする。
でも、私はスーパーPGじゃなくって、ソコソコのPGだ。そしてソコソコの SEだ。中央値くらいにいるのであれば、SEの方がお給料が高いのだ。
それは、当然、xから先にもう1,2処理が必要なお仕事だからだ。と最近思った。
PG時代は若かったからかも知れないが、深夜まで仕事をしていても元気だったが、SEになってからはもう定時過ぎたら疲れちゃうよ…。

終わりに

そんなわけで、日々こんなことを考えて生きていると云う、脳味噌の中身垂れ流し第一弾でした。
黒うさBOXの作品の中には、何でもないことや何でもいいことをグダグダと考えるキャラクターがまま出てきますが、作者がこんな風に毎日どうでもいい事を考えているからなんですね。
でもそのキャラクターたちが愛しい。何せ自分の分身だから。

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