見出し画像

「指導」についての気づき

NewsPicksで見かけたこの記事で、「指導」について考えさせられた。

「指導」って何だ?…この記事を読んでの感想。
ふと気になって語源を調べたが、ピンとくる情報は得られず。

そこで、「指導」という言葉をあらためて見てみた。
自分なりに因数分解してみると「指す×導く」となる。
もう少し分解してみる。
「指す」って、誰に?何を?
「導く」って、誰を?どこに?
(指導は相手あってのことなので、「誰」は外せない要素かなと。)

そんなことを考えていると、ふと「目標」という言葉が頭をよぎる。

それと、もう一つ。
仕事の中で自分自身がよく使う言葉「誰に、どうなって欲しいから、何をするのか?」も、ふと頭をよぎる。
(計画づくりや研修・訓練企画で最も重視すること。この3つの要素の順番も重要。)

ここで一つの疑問が浮かぶ。
「目標」って何だ?
誰にとって、何のために、目指す到達点(あるべき姿、理想像)なのか?

万人共通の目標なんてないような気がして、一つの前提が必要と気づいた。
それは、「属している組織」。
その組織がもつ、ミッション、ビジョン、バリューなどが「目標」に関係しそうな気がしたから。
組織の大きさ(例えば、担当ライン、部、事業部、全社)や種類(例えば、企業、団体、学校、地域)は様々だと思うが。

自分なりに頭を整理してみると、「指導」とはこういうことかなと。

(1)「属している組織」のミッション等を踏まえ、自分(指導する側)と相手(指導される側)が置かれている立ち位置を考え、相手が目指すべき(目指してほしい)「目標」を見定める。

(2)その「目標」に到達するために「相手がとるべき行動」と「自分の関わり方」を見定める。→以下「到達プロセス」という。

(3)その「目標」を相手に「指し」示し、「到達プロセス」をあわせて共有する。

(4)「目標」と「到達プロセス」について自分と相手で対話し、認識を共有する。(※100%納得に至らないまでも、スタートを切るためには、少なくとも課題認識の共有は必要かなと。)

(5)動く。取組状況、困りごと、段取りの改善などについて、情報共有や対話を重ねて、「目標」への近づき具合を楽しむ。

※「導く」は(3)〜(5)を引っくるめたもの。

過去の遺物?(気合い、根性、有無を言わせずやらせる、等々)は、突き詰めると、指導する側の考えの弱さに主な原因がある気がした。
こんなことを考えさせられる、とても興味深い記事だった。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?