もしも「距離を保つ」ことを求められたなら:あなた自身の安全のために(Keeping Your Distance to Stay Safe)を読んだ
アメリカ心理学会(American Psychological Association: APA)に掲載されている”Keeping Your Distance to Stay Safe”の日本語訳である。詳しい内容に関しては以下の日本心理学会のページを見て下さい。
心理学研究をベースに隔離状況でどのような事が起きるか?そして、その対処方法が書かれている。自分が印象に残った部分をいくつか書いておく。
信頼できる情報を獲得しましょう、そして隔離とは無関係な活動とのバランスを取りましょうと書かれている。読書や音楽鑑賞、言語の学習などを楽しみ、隔離に関係するニュースなどに費やす時間とのバランスを取りましょう。という事だ。感染症に関するニュースやSNSをずっと見ていて、不安を増大させちゃうのは精神面の健康に良くなさそうですよね。
ルーティンの話では、職場や学校に行けなくても日常的な活動を定期的に行うことが大事だと書かれている。リモートワークの話でも、いつも通り普段着に着替えるとか、家の周りを歩くとか日々のルーティンの大切さを書いている人を見かける。
他者のバーチャルな繋がりを持っておくことに関しては、不安や悲しいといった気持ちを電話やテキストメッセージなどで伝えたり、SNSで同じような人たちで話し合うことは良いみたいだ。リモート勉強会とかリモート飲み会とかやっているのは、バーチャルに他者との繋がりを持つ上では効果がありそう。
自分が何を心配しているのかをよく考えましょう。そして,自分の不安と,自分が出来ることについて,現実的になりましょう。過剰に騒ぎ立てず,自分には何ができるかを考え,自分では変えられないことを受け入れましょう。これを実践するための1つの方法は,毎日「感謝の日記」をつけることです。
自分にすぐに出来ないことで焦り過ぎず、現実的になること、自分に出来る事をやるって感じかな。「あ!アジャイルサムライに載っていたニーバーの祈りだ。」とか考えていた。
感謝の日記を付けたり、マインドフルネスやリラクゼーションのエクササイズを試すのは、心理的方略として良さそう。隔離環境下でのストレスの管理に悩んでいる人はとりあえず試してみるのも良いかも。
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