俳句 さよなら燕
空の巣を風吹く燕帰りしか
明けやらぬ空かなかなと分け合いぬ
蜩や吾と一匹明けの空
蜩……ひぐらし
時々立寄る産直市、燕の巣が空でした。いくら待っても 親も来ず子の気配もありません。前に来た時はまだ燕が飛び交っていましたが、辺りには 他の燕も姿が見えなくなっています。
今朝はじめて かなかなを聴きました。
かなかな(蜩)の声 帰燕の巣
季節はしずかに忍び足で訪れ ほっとしています。
ありがとう かなかな
ありがとう 燕たち
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