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日々の色 本への歌
忘れてはならぬ記憶を折りたたみ固き蕾の冬薔薇きみ
ミステリーファンです。「薔薇の名前」 は、読後 暫く動くことができませんでした。修道院の図書館の重厚さ 智の迷路の如き話の重層 イタリアの歴史的文化の厚み 全てに圧倒されました。 その衝撃を歌に詠むことを試み続けて この歌になりました。でも、これが最終形ではない気がします。読後の感情にぴったりとは あっていません。それでも その感情を歌にしたい衝動にかられました。
もう一度 読みたい本です。その時はきっとまた別の顔で 迫ってくるに違いないと、考えただけで ドキドキします。私にとって 再読するのに覚悟を要する本です。その時はどんな感情が動くのか想像もつきません。