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俳句 注連飾る

    注連飾る父の背中の蘇る
 
          蘇る…よみがえる

 注連飾りを取り付けていて、ふと 父もこうして注連飾りを付けていたな と思いだしました。

拘りの強い父は 細かいことを言いながら 子らに教えます。注連飾りの橙が落ちては縁起が悪いと 幾重にも縄を縛り 子らは あんなにしたら
外す時に困るのに…と思いながら 見ています。
 思い出すと、何とも可笑しくなります。批判的な目を向けていたのに、同じことをしています。

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