俳句 盆唄
遠く近く盆唄哀し朝空に
この辺りでは、14、15日は 盆唄が低くながされます。今、朝の盆踊りの練習をしているのでしょう。珈琲を淹れながら、そういえば、今夜と明日の夜 盆踊りの案内が来ていたのを思い出しています。
この哀愁を帯びた唄を聞くと いつも 最初に此の地に降り立った日のことを思い出します。
電車のホームからは 見渡す限りの田園風景 駅前に普通の家にしか見えないタクシー屋さんが一軒 少し離れて病院 それしかなかった あの日。
あれから半世紀近く…
盆の日は ひときわ静かに 蝉の声が しゅるしゅると 亡き方々を迎えようとしています。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?