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俳句 新米

    今日だけは飯と梅だけ新米や
               いいとうめ


 受継いだのは 新米を炊くその日の習いとして、ただ その年の米のみをいただく というものです。一汁一菜も無しです。
 
 先日 親戚のお見舞いに出かけました。此処からは どの方角へ行くにも山を越えます。実際には トンネルを抜けるわけですが。
 途中、山の中にぽつんとある ささやなか店に 見たことのない行列が… そこは 休憩スポットとして、また 新鮮な野菜が楽しみで 立寄る店です。
 一体 何事か と訝り 車を降りると 新米に並んでいるのです。こんな田舎で、ついぞ 米に並ぶ景色など、今まで 無いことです。
 世の中は 令和の米騒動 こんな山中にまで。

     行列の先は新米高く積み
     

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