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自己紹介|はじめてのnote


おつきあいいただければ幸いです

はじめまして、「黒須くろす」と申します。
日本人の夫と子ども2人と共にイギリスのロンドンに暮らしております。

アラフォーで渡英し、早6年。気づけば立派なアラフィフとなり、夫は多忙を極め、子どもたちは成長。

家庭内でも社会的にも自分だけが置いてけぼりになったような気がして、必死で自分の立ち位置を模索する日々。

夫にイギリス転勤の辞令がおりたのは、2人の子どもが小学生のときでした。

当時私は、日本でグラフィックデザインの在宅仕事と、出社をともなう別の仕事(人材支援職)をしながら、子どもたちや家のことに十分対応できる自分の理想といえる環境を整え、「よし、これでがんばっていくぞ〜!」なんて意気込んでいました。

その環境をみすみす失うのは惜しくて、転勤に帯同するかどうか、少しのあいだ悩みました。

しかし、私には「人生一度は海外暮らしをしてみたい」という憧れや「子どもたちにもきっと良い経験にもなるだろう」という思いもあったんです。

それで、「3年くらいの予定なら、帰国しても再就職して元のように暮らしていけるだろう」と安易に考え、帯同することに決めたのです。

かくして、40歳を超えて初めての海外生活が始まりました。英語が苦手なことも脇に置いて。

新しい生活が始まってみると、右も左もわからない中で生活の立ち上げに苦労し、英語の壁や文化のちがいに辟易する日々。20代の若さならいざ知らず、日本でいろんな経験を積んだつもりの40代なのに、洗濯機の修理ひとつ十分立ち会うこともできないなんてと落ち込み、涙し、寝込む日も多々。

ついには、渡英して初めて迎えた大晦日に、大事な大事な前歯の差し歯がポロッと取れてしまい、それを機に心までもがボキッといっちゃって、見事なアイデンティティロスの暗黒期へ…。

軽い気持ちで海外に憧れ浮かれて気分だった自分を後悔し、問い詰めたい気持ちでいっぱいになりました。

それでも、その頃はまだやる気もあったりして、日々遭遇するカルチャーギャップの新鮮さをマンガ風のイラストに描いて別のブログにアップしていました。

生活が安定しはじめ、友人もできて暗黒期に光が見えはじめたころ、入れ違いでやってきたのはコロナ禍です。夫は在宅ワーク、子どもたちはオンライン授業になり、家事やフォローに追われて私の貴重なひとり時間がなくなりました。

悪いことは重なるもので、更年期障害と思しき症状もでてきて、気力や体力、自信までもを失っていき、ほどなくしてイラストを描くのをやめてしまいました。

「私の創作熱もここまでか」「いつかまた何か描けるときがくるだろうか…でもどうせすぐやめてしまうかも」そんな苦い思いを心の奥底にくすぶらせたまま、日々コロナと格闘。そうこうするうちに、あっという間に1年が過ぎ、2年が過ぎ。

さすがに3年も経つとコロナ禍は過去になり、生活で困ることもほとんどなくなりました。外出を楽しんだり、交友関係も広がり、いろんなことに挑戦したりもしていました。(英語はいまだに大の苦手)

夫は忙しさに拍車がかかり、子どもたちも学校に馴染んで成長し、4年目を迎えたころ。育児に(物理的な面で)あまり手がかからなくなり、自分の時間が増えてきたなと感じ始め、再び、焦りが募ってきました。

ブランクがありすぎて、もう日本で希望の仕事に就くのは無理だろう」「いまだに英語が話せない自分ってどうなの?」「何もなし得ていない自分が情けない」そんな思いでいっぱいに。

今動かないと一生後悔しそうな気がして、まずは再び社会に出るとっかかりとしてボランティアを始めることにしました。

イギリスには地域住民の寄付品を販売してその収益を社会支援に充てるチャリティショップと呼ばれるお店がたくさんあります。

そこには、さまざまな国籍や年代の人たちとの出会いがありました。お店に行くたびに発見があり、文化の違いに驚いたり、あたたかいやり取りがあったり。ここで起こったことを記録しておきたい。そう思って、noteを始めることにしました。

チャリティショップのこと以外にも、こちらでの生活や過去のエピソード、アラフィフ身辺日記なども綴っていけたらと思っています。
どうぞよろしくお願いいたします。

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