絵を描きたくても描けない大人へ。その1 『絵を描く時間を作る!』
ここで言う「描けない大人」とは、以下の理由で描けない大人を差します。
絵を描く時間がないから
絵を描く場所がないから
画材を買う余裕がないから
歳だから
才能ないから
絵を描きたいと思っていることを誰にも知られたくないから
絵を描きたくても描けない大人のみなさんの中で、上記の理由がひとつでも当てはまった方がいたなら、これから僕がお話しする内容は、その方にとって非常に大きな価値のあるものになります。
なぜなら、『描けるようになっちゃうから』です。
誤解のないように言っておきますが、普段描いてる方で、「アイデアが浮かばない」とか「スランプに陥った」とかの理由で描けないひと向けの話ではありません。
この記事は、絵を描くことが好きなのに、絵を描くことを諦めてしまった大人に向けたお話しです。この記事が絵を描くキッカケになっていただけたら幸いです。
最初に上げた6個の理由の解決方法を提案する形で、話を進めていきます。
↓こんな感じです。
1.絵を描く時間を作る!
2.絵を描く場所を確保する!
3.画材は揃えなきゃダメ!?
4.年齢は関係ない!?
5.天才にはなれません!!
6.だれにもバレずに絵を描く方法!?
ぼくの場合はこうやったという経験談も交えていきます。6個それぞれ別の記事で書いていきます。この記事は『1.絵を描く時間を作る』です。それではどうぞ!
1.絵を描く時間を作る!
さて、まずは絵を描く時間を作りましょう。時間ならあるよ、という方はこの章はスルーしてください。
仕事や家事や育児や介護、友達付き合いやらパートナーとのやり取りやら、日常生活に追われて「絵を描くヒマなんかないよ」というひとも少なくないと思います。
さて、ここで質問です。
絵を描く時間を作るということは、一体どういうことでしょうか?
答えは単純明快です。『自分ひとりの時間をつくること』です。これができなければ絵は描けません。逆に言えばこれさえできてしまえば、絵を描くことができるようになります。絵を描くことに限らず『時間をつくる』ことが、すべての物事において大前提となります。
忙しい日々の中で、どうやって『自分ひとりの時間』をつくるかを考えていく上で、絶対に外せないポイントがあります。
それは、《1日=24時間》ということです。
決してばかにしているわけではありません。時間を作れないひとは、時間の概念があやふやなことが多いからです。
1日を25時間にしたり、30時間にしたりする魔法は残念ながらありません。
とはいえ、時間の概念があやふやなのは当たり前のこと。時間というのは、社会生活を構築する上で、人間が作り出した都合の良い指標に過ぎないのですから。
ですが、ここではこの指標を上手く活用していきましょう。
下の数字を見てください。
24時間の1%・・・約15分
どうでしょうか? どのように感じたでしょうか? 1日のうちの1%は約15分なんですね。たった1%ならなんとかなりそうな気がしませんか?
まずは1%、15分を忙しい日常からひねり出しましょう!
大事なポイントなのでもう一度言います。《1日=24時間》なのです。増やすことはできません。時間を捻出するためには、日常生活で普段やっている“何か”を、やめるか削るかしかないのです。
何をやめるか、何を削るか、具体策を5個上げていきます。それぞれのライフスタイルに合わせて、検討してみてください。
①なんとなくぼんやり惰性でやっていることをやめる(SNS、YouTube、テレビなど)
これが一番オススメです。SNSをやるなとか、YouTubeやテレビを見るなとか、そういう話ではありません。目的を持ってSNSをやったりYouTubeを見るのは当然有りです。目的があるわけですから。どんどんやってください。
ぼく自身も情報発信や情報収集でSNSやYouTubeを活用しています。
ただ、SNSやYouTubeやテレビには依存性があります。この依存性には注意が必要です。
暇潰しで、スマホの画面をスクロールしまくってるときありませんか?
「なんか面白いことないかなぁ」とか「退屈だなぁ」とか思いながら、スマホやタブレットを見ていたら、気づけば1時間経ってた、なんて経験ありませんか?
そんな経験のあるかたには朗報です。その時間のうち、ほんのわずかでも絵を描く時間に変えちゃいましょう。目指すは15分です。
また、テレビには高い依存性があります。一度電源を入れてしまえば、途切れることなく映像が流れ続けます。特に興味のない番組でも、ぼんやり見ていたら時間はあっという間に過ぎてしまいます。
テレビを否定しているわけではありません。うまく付き合って欲しいと思います。
その方法は録画機能の活用です。
見たい番組だけを録画しておいて、あとで好きな時間に見るのです。録画ですから、CMも飛ばせます。
ぼくはアニメ好きなので、この方法でご褒美として活用しています。休日に録り溜めしていたアニメを一気見したり、晩酌のお供にしたり。
生きていく上で娯楽は必要です(^^)
SNSやYouTubeやテレビとの付き合いかたを見直しましょう。100%断ち切る必要はありません。
まずは15分だけ、自分に絵を描く時間を許してあげてください。
これが一番オススメなのは、心身ともに最も負担の少ない方法だからです。ぜひやってみてください。
②早起きするor夜更かしする
ここからは、そもそも①のような時間がないかた向けのお話しになります。
②は文字通り、早起きした分、あるいは夜更かし分、絵を描く時間に充てましょう、というお話しです。言い換えれば、絵を描くために早起き、あるいは夜更かししましょう、ということです。最近は朝活という言葉も良く耳にします。ですが、このやり方は向き不向きがあります。
普段から睡眠不足のひとがこれをやると体壊します。ぼくがそうでした。ムリをすると続きません。とはいえ、今でもたまに早起きしたり夜更かししたりして絵を描くことがあります。
気分が良くなるからです。
気分が良くなると、絵のアイディアも湧きやすくなります。
ただ睡眠不足は日中の活動において、集中力の低下を招きます。ミスや事故を誘発するリスクが高まるので、くれぐれもムリはしないでください。
普段から充分な睡眠を得られているかたなら、ぜひ15分の早起き、または15分の夜更かしにチャレンジしてみてください。習慣化できれば、もう何も言うことはありません。
早起き、夜更かしは自分の体と相談して、決してムリはしないように。
③出勤時間を早めるor帰宅時間を遅らせる(働いているかた限定)
ここからは会社勤め等で外で働いているかた限定のお話しになります。
家では絵が描けない、描ける環境じゃない、描きたくない、というかたは家の外で描くしかありません。よって、出勤時間を早めたり、帰宅時間を遅らせたりして、時間を確保してください。まずは15分の確保を目指してください。
外で描くやり方は《2.絵を描く場所を確保する》以降で順を追って説明していきます。
④休憩時間を使う(働いているかた限定)
段々ハードルが上がってきました。これはさらに限定的なお話しになります。こんな話もあるよ、程度に流していただいて構いません。
文字通り仕事の休憩時間中に絵を描く、ということです。在宅ワークのかたなら問題ないでしょう。ですが、会社に出勤しているかたにとっては、中々難しいですよね。
休憩時間と言っても、自由に何をしても良い時間ではない場合が大半なのではないでしょうか?
会社の社風や部署の文化みたいなものがあって、休憩時間はこうする、というのが暗黙の了解みたいになっていることも少なくないと思います。
チームで働く場合はなおのことですね。
ぼく自身は、たまに休憩中に輪から外れて、コソコソッと落書きをする程度です。5分ほどの落書きですが、気持ちが軽くなったり穏やかになったりします。
周囲の環境によって大きく左右されるので、休憩中にひとりになれる自由な時間があるかたのみ、トライしてみてください。
⑤休日を利用する(働いているかた限定)
これは、①~④すべて当てはまらず、日常的に絵を描く時間を確保するのが困難なかたに向けたお話しです。
休日に絵を描きましょう。独り暮らしであれば、なんの問題もありませんね。
問題はご家族がいる場合です。ご家族がいても、ひとりの時間が確保できるのであれば、問題ありませんが、そうでない場合は、ご家族から理解を得なければなりません。
相当ハードルが上がったというかたもいらっしゃるかもしれません。そういうかたは、③を検討し直してみるのが良いと思います。
もちろん本格的に絵を描くのであれば、ご家族の理解は必須です。ただキッカケの段階であれば、③④でも充分です。
まずは『絵を描く自分になる』ことが重要なのですから。
まとめ
いかがだったでしょうか? 時間をつくるヒントは見つかったでしょうか?
ここまで読んでいただけたなら、この記事を読む時間はつくれたということです。
大丈夫。絵を描く時間もつくれます。
そして、この記事を読んでいるということは、絵を描くことが好きなのです。少なくとも、絵を描くことに興味があるのは間違いありません。
この段階で、上手い下手とか、才能があるかないかとか、考える必要は一切ありません。
もし今の段階で、「画家として大成しないなら意味がない」と考えているなら、ぼくでは力不足です。
「絵を描くキッカケが欲しい」「できれば誰にも知られずに絵を描きたい」「お金に余裕はないけど、絵を描きたい」という思いがあるかたなら、必要な情報を提供できます。
さて、時間が確保できるメドがついたら、次の記事《2.絵を描く場所を確保する!》に進みましょう。
最後までお付き合いいただきありがとうございました。また次の記事でお会いしましょう(^^)