チランジアの話
よくわからない植物
友人にもらったふたつのエアプランツ、名は知らない。数年間キッチンのシンクの近くにいたのは知っているが、どんな生態なのか知らず、他の植物の世話を始めたことで気になっていた。ヒメモンステラと同時期から、お世話をさせてもらうことにした。
諸説ありそう
エアプランツと呼んでいたがこれは通称で、チランジアと総称されているものらしい。いくらか探したが、家にいるのは絶対これだという名前は見つからなかった。これらは水をやらなくても育つと、テレビや雑貨屋の店員が嘘を言うそうだ。と、なんだかすごく怒っている人たちがいる。自称専門家の人たちが水やりや肥料についてそれぞれ違うことを言っていることからも、種類の多さや観賞用とされてからの日の浅さを感じる。
着生?
さて、チランジアは着生するらしい。着生?根っこは土から水を吸うものだが、チランジアの場合は寄生するために吸い付く目的のものらしい。ちょっとよくわからないが早速、せっかくだから板に括ってみた。ちょうどここに屋上のウッドデッキのサンプルにもらった板がある!
なんか違う気がするというか、そうじゃないことはわかった(わかった)。ちなみに水やりなどで手を触れるのも彼らにはストレスだ!という一派がいるようなので、これはこれでいいのかもしれない。どうだろうか?
それよりも、茶色く枯れた?ところが気になる。枯れてるの?季節的なもの?ほっとく?剥がす?検索してもいまいちわからないので、少しだけむいてみた。
ヨシ!
多分下の硬い筋が根っこだから、これで着生するのかな(しない)
コルクとの出会い
さすがにこんなツルツルの硬い板は不向きであると直感的にわかったので、Amazonで探して、流木、ヘゴ板、コルクあたりがよさそうということでコルクを購入した。乱暴にバキッと割っただけでいい感じになったので、引っ越してみる。
ついでにもう少し剥いてみた。わしゃわしゃ出ていた根っこはもう死んでいて、それがどこかに刺さることはまずないそうだ。しかしここから根は出るのか?出なそうに見えるが…
なお相棒のチランジア(やはり名前がわからん)も同様に、コルクに付けてみた。こちらは死んだ根を使って付けたので、針金不要で見た目はいい感じだ。
同じように枯れた葉や根をある程度カットした。
でも、明らかに元気ないんだよな。冬だからかな〜。水やりは週1回から、2日に1回にあげてみた。
壁付けデビュー
あまり変化がないまま過ごしていたら春が来て、少しずつ生長が見られるようになったので、メネデールや液肥を薄めに与えてみたりした。あとずっとやりたかった壁付けを、マグネットで実現した。
そのときに、やっぱりずっと気になっていたので、意を決して残った枯れ根を剥いた。
ひいい、寒そう。根が生えそうな予感は、全然ない!
ちなみに相棒の根っこは、いつの間にか一本だけ立派に生えている。細い方は最初に固定するために残したもの。生きているのは太い。
放置気味にいたときにあれだけもしゃもしゃしていた根や葉が、なかなか出なくて待ち遠しい。最初の梅雨に差し掛かり期待する中、水苔で布団を作ってやった。針金も外せて良さげ!蒸れるのが怖いので注意深く見守ろうと思う。
無事、根は張るのか?
続く!