3行日記(やけど虫、芋煮、祭りの準備)
九月二十九日(金)、晴れ。中秋の名月
秋分、蟄虫坏戸、むしかくれてとをふさぐ。
昨晩の話になるが、寝る前にダイニングテーブルに座っていると、目の前に変な虫が現れた。オレンジと黒のしましまで、見るからに毒々しい感じでやばい。しかも、かなり荒ぶってお尻を左右に振りまわしている。あとで調べてみると通称「やけど虫」とよばれる、かなりやっかいな虫らしい。われはやけど虫ぞ!われなんぼのもんじゃい!と荒々しくお尻を上下左右に振り乱している。新種の虫じゃない!?と妻は興奮していたが、私はティッシュを手に包み込むように優しく圧をかけた。
夜、先日は仙台風の芋煮をしたので、今夜は山形風の芋煮。とはいえ、里芋がなかったので男爵いもで、また牛肉が高かったので豚肉で。もはや山形風でも芋煮でもない。久しぶりに京だしを使った炊き込みご飯に、山椒じゃこ。やっぱりうまい。
チャックの散歩、明日からいつも湧き水を飲ませてもらっている神社で祭りがはじまる。だから、境内は出店でいっぱいだ。本殿の前には、神輿の準備をしているのか、大勢の人であふれかえっていた。そのようすが気になるのか、チャックは境内を行ったり来たりしていた。祭りのあとは食べ物が落ちていることが多いので、注意しなくちゃ。いつもの家の光の華を見せたあと、チャックにも満月を見せようとしたが、かなり上なので、気づいていないようだった。
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