3行日記 #157（灯油配達、桃、帰ってくるよ）
三月十一日（月）、晴れ
夕方、チャックの散歩に途中から合流。ガード下を抜けたところにある公園へ。さらに南へ、水路沿いを歩く。柳の若葉がではじめていた。桜の蕾はまだかたかった。灯油を配達する車がやってくる。ゆぅきぃやこんこ、あぁられぇやこんこ。公園で遊んでいるこどもたちがその音に反応した。ふってはふってはまだふりやまぬ、つぎはわすれた、ごめんなさあい、つぎはおぼえてかえりますぅ。替え歌を披露してから、チャックに近づいて撫でてくれた。公園にある桃の花が咲いていた。さらに歩いていると、いくつかの玄関先に、無事ですカードがあった。参加しているのが私たちだけじゃないとわかってうれしかった。一軒の窓ガラスからピアノの練習の音がふってきた。
夜、春巻き、スープ、苺。チャックの散歩、京阪の踏み切りをまたいで、区役所をぐるっと回って帰宅。家についたあと、いつもよりもこころなしか元気がなくさみしそうだった。おばあちゃんの姿が見えないからだろうか。明日には帰ってくるよ。