3行日記 #158（玄関のチャイム、ロータス、庭でおしっこ）
三月十四日（木）、晴れ 暖かい
最近のチャックのこと。おばあちゃんが入院して数日姿が見えなかったからか、チャックはどことなく元気がなく、気にしているようだ。退院して戻ってからも、おばあちゃんの身になにかが起こっていることを感じていて、前みたいに餌ほしさに飛びついたりしなくなったらしい。また、いつもだったら、私と妻との散歩が終わったあと、顔はしょぼくれているが玄関先で見送ってくれるのだが、先日は眠そうに目をしばたかせながら、いつもの数倍しょぼくれた顔で、台所のほうへ戻る素振りを見せた。
夜、青の洞窟シリーズのボロネーゼとカルボナーラ、茹で鶏、トマト、苺。チャックの散歩、妻の実家にむかっていると、平井さんところの金髪の女の子が家に入った。すると、ポロン、ポロン、と音が鳴った。どこかで聞き覚えのある音だなあ、と記憶を探ると、たしかあれは、子どものころ通っていた地元の散髪屋に入るときの音ではなかっただろうか。角を曲がるとき、茶色いもふもふの小型犬が赤い服を着ていた。ロータスに似ていた。チャックはきょう、朝と夕方までの散歩の時間があきすぎて、耐えられなかったようで、初めて庭でおしっこをしたという。やったね。北へ。近鉄の駅をぐるっとまわって南へ。
家に帰った後、妻の工作タイム。プラダンでガチャガチャをつくっているのだが、ハンドルを回したときに一個だけでてくる仕組みに苦戦しているようだった。風呂からあがると、やった！と嬉しそう。ついに成功したらしい。なかの球をかき混ぜる羽の大きさや柔らかさをいろいろと試行錯誤したらしい。