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3行日記 #208(選手村、ヤカーリング、巴投げ)

七月二十七日(土)、晴れ

朝、パリ五輪の開会式の録画放送をテレビで見る。私と妻も昨晩から選手村にいる。選手村のきょうの朝食は雑炊だった。

午前、選手村から向かった先は、パリではなく三津屋商店街のヤカーリング世界大会の会場だ。タイヤを装着したやかんをカーリングのように滑らせて的の中心をねらう、という遊びだった。早めのお昼で讃岐うどんと鶏天を食べた。

午後、大会受付を済ませただけで、駄菓子、商店街で使える金券、うちわなどをもらえた。待ち時間に商店街を散策し、和菓子屋さんが蜜をつくった、いちごミルクのかき氷を食べた。始球式は商店街のゆるキャラ、みつかもんが務めた。いよいよ予選リーグの試合がはじまった。一試合目の相手は、中学生の男の子二人だった。結果は、どちらも点数をとれず、〇対〇の引き分けだった。妻と私は、次は点をとろうね、と目標を立てた。二試合目の相手は、さらに年齢が下がり、小学生の男の子二人だった。相手の一投目、的の手前の左側。私の一投目、相手のやかんの右をするりと抜けて良いコースどりだったが、力が足りず手前で止まった。最後は妻の出番だ。コースをねらってやかんを両手で押し出すと、私と相手のやかんにぶつけて、的のなかに押し込み、両者に五点ずつ入った。またもや引き分け。最終結果は、二引き分け、ひとチームは不参加のため不戦勝一となった。次回は勝とうねと妻と誓いあった。帰りがけに番号の札を受付に返すと、さらにエコバッグやたこ焼きを無料でもらえる引換券までもらってしまった。なんて大盤振る舞いの催しなんだ。老若男女、みんなで分け隔てなく楽しめるのが良かった。

夕方、家に戻ってエジプトの展示の準備。

夜、妻の実家で、アジの南蛮漬け、オクラとじゃがいもの揚げたの、メロン。メロンは富良野産のもので、夕張メロンのようにオレンジ色で、熟々でおいしかった。テレビでパリ五輪の柔道の試合をしていたので観ていると、日本人選手が豪快な巴投げで一本勝ちをして、みんなで、おぉ! と歓声をあげた瞬間、なぜかチャックがしっぽを振って興奮気味だった。

チャックの散歩、神社を抜けて東へ。ファミマを右に折れてJRの駅をかすめてぐるっと回って帰宅した。

#3行日記

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