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3行日記(窪み、皿うどん、しけり番長)
十月十九日(木)、晴れ。
寒露、蟋蟀在戸、きりぎりすとにあり。
夢を見た。高台にいる。周囲の山並みが見渡せる。二箇所の窪んだ土地が見える。砂地で渇いている。何らかのきっかけをもたらせば、私はその窪みに水を溜めることができる。水が送られる。バスタブに湯をはるように少しずつ水が溜まっていく。やがて、たくさんの水が集まって、二つの池のようになった。場面が変わる。台風のように風が強く吹き荒れ、雨が地面を叩きつけている。下に降りると、神殿のようなコンクリートの造り。水面に近づくとかなり荒れている。高波がうねっている。波が荒れ狂い、時折、水の塊が神殿の手すりを乗り越え、覆いかぶさって、コンクリートの床に飛沫を飛ばしている。
夜、皿うどん、柿。新しいせんべいを食べようとしたら、前のせんべいが残っているでしょ、と突っ込みが入った。せんべいの袋の閉じ方はしっかりと。しけり番長が現れた。チャックの散歩、北の方へ遠回り、図書館をかすめて帰宅。きょうもお菓子をねだられて、しょうがなくあげた。