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momoro66
読書の小部屋 ご案内
note街の外れにある、古〜いアパートの一室。ここは『読書の小部屋』、本好きのための秘密基地でございます。
みっしりと本のつまった書庫のようなスペースを管理しているのは小さなキタキツネのオーナーだ。
☕️☕️☕️
建付けの悪いドアをあけると、奥から「きゅん」っとかわゆらしい鳴き声が聞こえてくる。中に入ってみれば、つま先立ちになったオーナーがソファのクッションをぱふぱふと整えているところであった。
「オーナー空いてる? ひとりなんだけどいいかな?」
「きゅんっ」
私に了承の意を示しつつ、ずらりと並んだ豆の缶へオーナーが鼻先を向ける。
「えーっと。今日はミルクたっぷりのラテがいいな。豆はおまかせで」
「きゅん」
オーナーは「きゅ」ではじまるフレーズしか発音できないのだが不都合はない。
「ふすふす。きゅん」
そんなオーナーがごりごりと豆を挽きながら鼻を鳴らして私に何事かを訴えた。
「え? 今月分の引き落としができてない!? ゴメンゴメン、すぐに払うよ」
「きゅんっ」
サブスク『読書の小部屋404号』。
本日も地味~に営業中。(※ウソです)
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