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『いじめの直し方』『いじめの社会理論: その生態学的秩序の生成と解体』『内藤朝雄いじめの構造-なぜ人が怪物になるのか』/ いじめ本

毎夏の恒例、読書感想文&人権作文。
長女の時だったかな? この本でなにか1つ書いてる。

「治す」ではなく「直す」がポイント。
内藤先生のオモシロイところは「ハードを変えてこーぜ!」っていう大胆な主張をされているところ。

こんなの言えちゃうんだなあ。凄いなあ。他の学者様方にボコられてないかチョット心配。

そして、対象年齢を上げて少し内容を難しくしたのが、こちらとこちら。

中間集団全体主義

内藤先生によれば。
『国家悪としての全体主義に対して防波堤になるのが中間集団だといわれてきた』が、それは違う。むしろこの中間集団こそがメチャ張り切って個人へ統制をかけにきてる、と。

「パーマネントはやめませう!」
「国賊、非国民、けしからん!」

ハイハイ、なるほど。あーいうやつね。
よくわかりました、先生。

実はこういう構造ってどこにでも転がっていて、いじめの現場においても中間集団が一役買っている。
だからこそのハード改革。中間集団の凶暴化を阻害するシステムを作るべき!というのが先生の主張なのだ。

読んでた当時は「そうは言ってもこんなん日本じゃ無理よな〜」ってのが正直な感想だったけど、なんと近年、あの鉄壁の学校システムが全く別方向からじわっと崩壊しはじめた!

児童数減少による部活動の解体。
先生っ、ついに水槽に穴があきましたよっ。

もしやこの流れでいけば先生の悲願が叶う日がくるのでは!?
未来に注目だ。


2023.11.19.

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