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『民間人のための戦場行動マニュアル: もしも戦争に巻き込まれたらこうやって生きのびる』危機管理リーダー教育協会 川口拓(2019・誠文堂新光社)

ついに冬休みがはじまった。
しばらくはノラネコかるたと大富豪、七並べをやりまくる日々が続く。

となると重い本、小難しい本はパスだ。
ミル先生っ、いつかまた続きを読みに行きます。しばらくはさよーならー。


先生に別れを告げたところで、さっそく読書日記を。
私の冬休みはこの本からスタートをきった。

知らない世界(のまま終わればいいのですが)を覗いてみたくて借りた本だ。
ためになる知識がたくさん紹介してある中、気になったのが『マインドセット』がテーマのページ。

人は生きよう生きようと思うと生きるための行動をする。反対にもう死にたいと思うと死ぬための行動をする。

うんうん。そうかも。

しかし、そのどちらでも戦場を生き抜くことはできない。

!???

兵士はなぜ、命の危険を顧みず戦場で勇敢な行動ができるのか。それは生き残りたいと強く願っているからでも、死んでもいいと思っているからでもない。ただミッションを成功させることだけを目的に行動するからだ。練習を重ねて目的を違うところに持っていくことで、精神を安定させているのである。

本文『戦場のマインドセット』より

他の何よりも『生への執着』が幸運を引き寄せるのかと思ってた。
だけど、そうじゃあないみたい。
だがしかし、残念なことになんでそう・・なるのかが詳しく説明されていないのだ。目的を違うところに持っていくことで、精神を安定させるとしか書かれていない。

で、悶々と悩む私のすぐ傍で次女が金曜ロードショーを観てたんだけど。

泥棒2人組に目をつけられたカルキンくん。
家には自分一人だけ。
もちろん怖い。だが、しかし。
彼は途中からめちゃヤル気を出して泥棒たちと戦う決意を固める。なぜか。

大切なわが家を守るため。

私は背後のテレビに目を瞠った。
こっ、これはまさに『目的を違うところに持っていくことで、精神を安定させる』という極意そのまんまではないかッッ。
こんなところにお手本のような事例がーーー!!

奮闘の甲斐あってカルキンくんはどうにか家を守り切り、自身も無事に生き残る。

リクツはわからない。
だけどこういうことなのだろう。・・・たぶん。

ホームアローンに学んだ夜であった。


2023.12.24.

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