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【放送大学/授業視聴】日本政治思想史(’21)第8・9回 / 原武史教授
第08回 各論5・近世、近代日本の公共圏と公共空間
江戸から明治にかけて、日本では公共圏がつくられました。それは政治思想史のなかでどう位置づけられるのでしょうか。また明治以降に新たにつくられた公共空間の政治思想史的意義についても考えます。
世論(よろん)討論よりのなにか
世論(せろん)世間話
車中や床屋や湯屋(銭湯)で聞かれる大衆の談義はそれがくつろいだ、いわば無責任な環境での放言であるためにかえって彼らが組織的行動を取っている時よりも、彼らの心底を暗々裏に規定する価値基準を正直に露呈する場合が多い。
現代 公共圏や共同体が消えつつある。
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昨夜、本屋さんでみかけた本。
「民意」を作るのは、わずか0.2%のユーザだった!
ネット上で多数派に見える意見は、必ずしも実際の支持率や選挙結果とは相関しない。SNS時代の「常識」にも思えるこの乖離は、なぜ、どのように生まれるのか? 思い込みや偏見を排した定量的なデータ分析に基づき、日本における「ネット世論」の構造や実態を明らかにする。国政選挙・首長選挙から、旧ジャニーズ事務所性加害問題までを徹底解剖した快著!
現代の公共圏はリアルじゃない世界の中にあるのかも。
第09回 各論6・東京と大阪
大正期、東京と大阪では全く異なるデモクラシー思想が開花しました。大阪では私鉄と新聞が発達し、両者があいまって民間主体、民衆主体の文化が確立されます。その具体的様相を探ってゆきます。
権力から近い東京と、権力から遠い大阪。思想にも違いが。
国鉄。
私鉄。
大阪。私鉄王国。私鉄の発達。5大私鉄が大正初期までにできあがる。
国有鉄道網に対抗。大阪の私鉄のターミナルはJRにくっついてない。
小林 一三(こばやし いちぞう、1873年(明治6年)1月3日 - 1957年(昭和32年)1月25日)は、日本の実業家、政治家。阪急電鉄をはじめとする阪急東宝グループ(現・阪急阪神東宝グループ)の創業者。
諭吉先生がまだ生きてた頃の慶応に学ぶ。強く影響を受ける。独立独行。
文字であらわされた諭吉先生の思想を鉄道事業の中で実現しようとした。
大阪では民が官よりも上位に!という心意気。民間の自立。民衆の都。お上に頼らない経営。お上にへいこらしない。『小林一三全集』
宝塚歌劇 甲子園
沿線住民が色を変えさせない。定着してる。
JR大阪駅と阪急梅田駅の間の歩道橋には屋根もかかってない。お互いがお互いをムシしてるかのよう。
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小林一三の思想が息づいてる。アーキテクチャから思想を読み取るということの大切さを強調しておきたい(by.原教授)。