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『福沢諭吉学問のすゝめ』斎藤孝(2012・NHK「100分de名著」ブックス)

きっとメインで書くべき部分は他にあるとは思うのですが、今回はココを。

「怨望」は醜悪の母

では、なぜ物事が閉じているのが悪いのかというと、「怨望」という弊害が起こるからです。福沢が『学問のすゝめ』の中で最大の悪と断じているのが、この「怨望」ーーーすなわち、ねたみ、羨望、嫉妬の類です。これだけは絶対にいけない!と口をきわめて難じました。

そしてこちらは、今朝たまたま読んだ記事。

ショーペンハウアー先生の考える「悪意の正体」も「嫉妬」とのことだった。更にニュースで見かけたこの話題。

8種類の「失った人」。
コメントされてた方が「結局は不公平感なんですよね」みたいなことを言われてたのが印象に残っている。
私的には、これも「嫉妬」にくるめて差し支えないのではと勝手に一括り。

不公平感とそれに伴う嫉妬心が人を病ませる大きな原因なのかもしれませんね。

自分の力だけじゃどうにもならないこともある。特に独裁国家なんかではそーゆうのが「ほとんど」なのかもしれません(悲)
だけど、『学問のすゝめ』を読んでると、どんな困難な時代にだって挫けず前向いて頑張っていたスゴイ人たちってのがいたのだろう!と、思わされるのです(※独裁国家の方は除く!ここんとこは現代日本をイメージしてしゃべってます!)。明治維新の頃の人たちは令和の今を生きる我々などとは比べ物にもならぬ大変な時代を生きてこられたハズなのです。せっかく恵まれた時代に生まれてこれたんだから私らも精一杯頑張らんとネ。・・・と、自分を励ましておく(^^)

斎藤先生の言われる、諭吉先生の「からりと晴れた生き方」。
私もなるべくそんなふうにありたいなと思う!


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