『ミルの世界』『ミル「自由論」再読』/ 高級絶版本が多いなって。
ミル先生に足止めをくらってなかなか次へ進めない(^^ゞ
今年はこのまま年末を迎えそうな予感〜。
↑ この本は、『リベラルアーツガイド』さんのオススメ本のうちの1冊。近辺の図書館を検索してみるがどこにもないので、仕方なくAmazonで中古をぽちる。私のおこづかいはほぼ全てAmazonさんへの支払いに消えてゆく。ああ。
↓ 一緒に紹介されてたもう1冊も読みたいなと思ったんだけど、おおおお値段がっっ。
しかし、実はこれでもまだマシなほう。「ヨソはどーなのっ!?」と見にいった楽天BOOKSでは更に高値がついていた(10,000〜17,000円)。お値段の吊り上がり具合がエゲツない。
図書館にもないし、これじゃあ庶民は本が読めません。
Amazonさんっ、需要の少なそうな古い本などは受注生産してみてはいかがですか。注文入った時に文庫サイズでガーっと印刷して1冊ずつ売る、みたいなんとかどーですか。ダメですか。
『ミルの世界』構成は、
1 ミルの生涯
2 ミルの思想
3 ミルの著作
私はわりと第一部の生涯編みたいなのを読むのが好き。
この人は、どんな時代のどんな社会の中で生きてきて、どんな視線でもってどんなふうに世界を眺めていたのか。
時代背景や家庭環境みたいな部分をざっくりとでも事前に知ることができれば、第二部の思想編をより楽しく読むことができる。
世の中のありとあらゆる分野にプロの研究者の方がいらっしゃり、我々はわずか数百円、数千円で彼らが魂込めて書き上げた渾身の一作を読むことができるわけだけど、その幸いのひとつがとてつもない『労力のショートカット』だ。
少し前に「文体になじめない~」とかケチつけて読みくさした『繁栄』。
この本にも書いてあった。
我々人類は『分業』をするおかげで、知識や経験を蓄積・共有することができ、種族全体として進化してゆける、って。
文字って、本って、人間ってスゴイ。
昔のいい本が絶版になって廃れ、消えてゆくのはもったいない。
今の技術使って、安く、簡単に、いくらでも本が読めるシステムが充実したらいいな。
2023.12.12.