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九州の玄関口博多をその時の気持ちで素直に楽しむ福岡旅 ②


太宰府天満宮だざいふてんまんぐう太鼓橋たいこばしは、かたちにとらわれず、心に感じたまま渡るのが一番かもしれないと思いながら橋を渡ったくろしお。


橋を渡り終えると、なんとも涼やかな音と光景が広がっていました。

そっか7月やもんね。七夕だ。

七夕の笹と風鈴
鳥居をくぐり
風鈴の先に見えるのは
楼門ろうもん


社寺しゃじ※の入口にある楼門ろうもん。写真を見ながら改めて立派だったなぁと思い調べてみたら。。。
※神社と寺院

裏側を見ていない。
見たかもしれないけど覚えていない…


やっぱり事前リサーチは必要ですね。
仮殿に魅せられて楼門ろうもんおろそかにしてしまってました。

また来てねってことやわ。だってまた新しいビビビッな梅ヶ枝餅うめがえもちに出会えるかもしれないしね。

さぁ、楼門ろうもんを通り抜けましょう。

見上げるととても立派で
つい立ち止まってしまいます。


通り抜けたら目の前に仮殿が堂々とお出迎えしてくれます。

空から命が降り注いで
来ているかのような仮殿
地球を潤してくれている色が
ここには揃っている
青、白、緑。


太宰府天満宮だざいふてんまんぐうはこちらだけでは終わりません。参拝を済ませたら、ぜひ仮殿を越え奥まで歩いて行って下さい。

上の標識にある
「てんかいいなり」へ。

竈門かまど神社の2kmよりぜんぜん近いから安心して下さいね。

この茶屋の前を通ります。

このあたりには茶屋をはじめ食事処がいくつかあります。

天開稲荷社てんかいいなりしゃは階段が多いので、お年寄りや足の不自由な方は付き添い、もしくは茶屋でお茶を飲みながら待っていてもらうほうがいいかもしれません。

少し歩くと見えてくる赤い鳥居。

ここからは階段が多めです。

どんどん登っていきます。

先程までのたくさんの人とは打って変わってとても静か。自分が一段、また一段と登るときに踏みしめる石と少しの砂利の音を耳で感じながら歩いていきます。

この階段を登った先にあります。
小さな本殿です。なんだかここだけ空気が違いました。写真撮ってないんです…。なんでかな?ここの静けさにホッとしちゃったのかも。

そして、ここまで来たら絶対にこちらに。

小さな階段を登っていきます

こちらは洞窟の中に神様がおられます。ぜひ岩の中に入り膝をついてお参りして下さい。肩の力が抜け、やはりホッとするんです。

お参りを済ませ戻ろうとした時、静かな空間の中で何やら聞こえてきます。子供の楽しそうな声に加え、ガタガタガタッ~ゴゴゴーッ!ん?これは遊園地でよく聞く機械音や。

ここ遊園地があるんです。
かなり立派。


神社の真横に遊園地。いや、“だざいふ遊園地”だから敷地内に遊園地?どちらにしてもなんか斬新ざんしん

私は遊園地は遠慮して、参道を戻ります。

ここで、もう一つ梅ヶ枝餅うめがえもちを食べたいなぁと思いながら歩いていたらある路地先のお店が目に入りました。

ここで食べよっと。

参道から外れた道にあります。


ここもまた静かです。店内は昔ながらの低めの小さなテーブル。椅子も背もたれが背もたれとは言い難い短い造りで少し持ち上げて椅子の足を床に着けるとカタッと心地よい木の音がするやつです。

窓からは小さな園庭が望めます。

居心地がいいのでしばらく座っていたくて、ここでは抹茶セットをお願いすることに。

さっき食べた梅ヶ枝餅うめがえもちと味が違う。熱々なので気をつけて。

やはりそれぞれのお店でこだわりを持って作っているのでしょうね。

どちらもとても美味しかったです。ごちそうさまでした。

そして、こちらには梅干しが売られていて、その梅干しから作られたゆかりを買ったのですが、これが美味しい。市販のゆかりとは違って、なんてゆうのかなぁ。ほんのり大地の香りがするんです。味はちゃんとゆかりなんですよ。しっかり梅干しの塩分と酸味が効いていて白飯に最高に合いました。

ゆかり



梅干しと言えば、太宰府天満宮だざいふてんまんぐう菅原道真公すがわらみちざねこうのお墓の上に社殿がありその御神霊ごしんれいをおまつりしている神社です。

菅原道真公すがわらみちざねこうは梅をこよなく愛していたそうで、そこから太宰府天満宮だざいふてんまんぐうは梅の紋章やお守り、梅ヶ枝餅うめがえもち、梅干しなどが多く見られるのです。境内には「梅の種納め所」もあるんですよ。

中には梅干しの種が
たくさん入っていました。
マンホールも梅の花


色々、自分の思いに素直に向き合いながら学ぶことができた太宰府天満宮だざいふてんまんぐう

最後に、来た時から気になっていたお店でお昼ごはんにしてから博多駅に帰ることにしました。

ここ
ここのシロップとフレッシュは
コーヒーからつくられているそうで
手作り。
タマゴサンドは
マヨネーズ合えより
卵焼き風のほうが好き。


サンドイッチ、ボリュームがあり美味。
そして、ここのコーヒーがめちゃくちゃ美味しかった。コーヒーの香りがたまらない。ゆったりとした雰囲気でいいところです。

今回は、お店の名前や場所などは、あえて詳しくは紹介していません。
みなさんも太宰府だざいふに行かれたら、あなたのビビビッを見つけて下さいね。

ところで、「だざいふ」を漢字表記にすると《宰府》なんですが、古代の正式表記は《宰府》なんだそうです。だけど、奈良時代の文書などでは《宰府》と表記されていて、そこから今の《宰府》表記が増えていき定着したのだそう。どちらが正しいか?と言うのは断定できていないらしく、今も研究中なんだとか。

細かなことですが、こんなところも自由な感性で、その時の気持ちを大切に、宰府天満宮でも宰府天満宮でも “だざいふてんまんぐう” は変わらずそこに佇みあなたを迎えてくれるでしょう。


ちなみに…

地名は《さいふ》
読み方、書き方ひとつひとつに個性の光る、太宰府《だざいふ》です。



くろしお

このあと博多駅に戻り帰りの新幹線までたっぷり時間があったので、こちらに行きました。望める景色は360度。展望台からは海が望め最高でした。

博多駅バスターミナルからバスが出ています。博多はバスの本数が充実していてアクセスしやすいです。ぜひ!

福岡タワー

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