![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/36753180/rectangle_large_type_2_ebc6c0a7cb53da40f5a2ece2b8a302f9.jpeg?width=1200)
何処に居ても良いからちゃんと発信する社長がいる会社が伸びると思う【 #社長に出社してほしいですか 】
今回の日経COMEMOの投稿テーマ企画は、社長に出社して欲しいですか。
意見募集に当たっては、以下のような視点が準備されています。
そこで皆さんからのご意見を募集します。
・毎日ではないにせよ、社長が定期的にテレワーク勤務することは可能だと思いますか?
・あなたは自分の会社の社長に出社してほしいですか?特にどんなときに出社の必要があると思いますか?
・社長はつねに会社にいなければいけないとしたら、それはどんな理由からですか?
実は、このCOMEMOの紹介noteには以下のような表現があります。
新型コロナウイルスの影響で注目されるテレワークですが、いろいろな領域にまで広がっているようです。テレワークで営業するのはもはや珍しくないようですし、前回取り上げたコールセンター業務など、これまでセキュリティー上の問題などから難しいとされていた職場でも、導入が進んでいますね。さらに、意外なところまでテレワーク化の波は及んでいます。そう、会社で陣頭指揮を執る企業トップ、社長です。
上記太字の部分ですが、社長がテレワークするのが『意外』とあることに、私は『意外性』を感じました。
一般的に、社長って会社にいるべき存在だという認識なのでしょうか?
現在所属する英国企業エバリュエートでは、最近少し緩和されたもののほぼ全社員がテレワークで仕事をしています。また、社長(CEO)も例にもれず、このコロナ禍にあっては完全にテレワークをしています。
組織で仕事を回すためには、色々な承認プロセスが必要となるのは分かります。今の会社でももちろん承認プロセスはもちろん存在し、仕事を進めるためには必要なステップです。
ただ、承認プロセスでハンコは使いませんし、ましてや紙媒体でもありません。単純に「承認依頼メール」を承認者に送信し、承認者から「承認メール」を受信すると、仕事の話が進みます。
もちろん、細かい点は電話で話すという対応はしています。
かなり単純にするとこんなやり取りをしています(単純化し過ぎているのはお許し下さい…)
承認依頼:Please approve XXXX.
承認 :XXXX is approved.
この一連のメールをもって承認したという証として利用しています。
(これは外資では普通の行為のように感じていますが、どうでしょうか?)
また、契約書におけるサインについても電子署名でやりますし、社長のサインが必要だったとしても、ご自宅からでも全く問題がありません。
ここまでが私の会社における業務からみた社長の出社についての状況です。
ここまでの感じからすると、「基本的には社長は出社しなくても大丈夫」ということになります。
さて、ちょっと視点を変えた内容を岩下さんが、ノンルーティンへのシフトと題して書かれています。
(岩下さん、とっても勉強になりました!ありがとうございます!)
その中にとても大切な部分があります。
社長業(会社役員)= ノンルーティン × コグニティブ
社長業のタスク =(独創性・意思決定) 経営・企画・開発・設計
現場も見ながら、先も見る。
「仕事場はどこか」がテーマの企画でしたが働く場よりも「視点をどこに置くか」という、より大きなテーマに感じました。
確かにその通りで、働く場所が大切なのではなくて、社長自信がどの仕事に打ち込むべきなのかをしっかりと考えることが大切なのは一目瞭然です。
そして、私の会社に翻って考えてみると、ロンドン本社もUSオフィスも日本オフィスでも働いている人は、ノンルーティンで働いている人の割合が多い印象です。ジョブ型の典型なのかもしれませんが、自分がやるべき仕事がはっきりとしていて、承認プロセスも明白(完璧ではないけど)な素地がある場合は、社長といえどもテレワークが可能だと思います。
ただ、会社のビジョンであったり、今後の戦略を社員に対して話す場合には出社して直接顔を見て話して欲しいなぁと、個人的には思っています。
とは言えこんな状況ですから、難しいとは思いますので、社長が自分の考えていることとかを発信をすることは大切になると思います。
ご存じの方はご存じかと思うのですが、SNSとかでやり取りをしてから直接会うと古い友人にあったような感覚になったことありませんか?
私はよくあります 笑
Q:それは何故か?
A:それは既にその人をSNSを通じてすでに色々と知っているから。
これを会社の社長がやっていてくれると、社長の分身となる文章などにお客様や社員が触れることが可能となり、どのような考えを持った人が会社を指揮しているのかを理解しやすくなります。これは社員にとっても、投資家にとっても、銀行にとってもとても有益な情報となると私は思っています。
しっかりと社長として発信している方は多くないと思うので、これを機に始めておくと、社員の採用に有利になったり、会社の製品やサービスを知って貰えたり、直接ビジネスに発展することだってあると思います。
こうしたマインドの社長が増えると、また違う世界になるだろうと思います。日経新聞の社長がCOMEMOに投稿するとかあったら、もっともっと日経新聞を好きになる若い世代が増えると思うんですよね。(もちろん日経新聞の社員の方の投稿も読んでみたい!)
いいなと思ったら応援しよう!
![黒坂宗久(黒坂図書館 館長)](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/7550816/profile_d934c8c7076971dce543bb0be6ebeca9.jpg?width=600&crop=1:1,smart)