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無意識のレンズ

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これまでの歴史を紐解くと、人種の差による優位性といった偏った考え方とか帝国主義的な考えのもとで多くの国を属国としてきました。

それも自分たちが素晴らしく、それ以外は素晴らしくない、といった考えが根底にあり、 それが発露していました。

悪意があった場合もあったでしょうが、無かった場合もあったと思います。

そうした思想や行動は、現代においてもあります。

個人間のやりとりもそうです。

子育てにおいても、親が良いと思う事を押し付けたり、または、親が悪いと思う事を取り除いたりします。

これが本当に良いことなのかは、議論の別れるところだとは思います。

どんな人だってそれでいい。自分も素晴らしいけど、あの人も素晴らしい。こうした態度こそが、今後の世界を変えていく力になります。

競争は大切な部分ではありますが、それが行き過ぎると辛いですし、人間性よりも効率性が求められるようになります。

僕たちはそうしたものもあるけど、そうじゃないものもあると知っています。

色々なものが混ざり合って出来上がっている

この世界において、自分が何をどのように見ているのかを少しは気にしておくことは、非常に大切なポイントとなると思います。

少しずつ変容しつつある世界で、個人が世界に与える影響も増えてきています。

そうした流れの中で、自分を知っておくことがなによりも大切です。

そのためには多くの人と会話をして、色々な考えに触れることが必要なのだと僕は思っています。

そんな気持ちがあるから、黒坂図書館の活動を続けて居られるのかもしれません。


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