Easy come, Easy go!
2024年大晦日の紅白歌合戦のダイジェスト版みたいなものがYouTubeに上がってきたので、クリックしたら、いきなり、B'z が圧巻のパフォーマンスしていて驚いた。え、この人達、アラ還だよね?何、このカッコよさ。
衝撃だった。最近、画質が良すぎるが故に、老いが如実に晒され、公開処刑にも見えてしまう現代のTV画面で、若いパフォーマー達が、イミテーションに見えてしまうほどの本物の存在感を放っていた彼らから目が離せなくなった。すごいぜ、B'z。
感化されやすい私は(ヤクザ映画を見た後、肩をいからせて歩くタイプ)、早速、Apple Musicで、B'z Essentialsをダウンロードし、2025年の初ランは、B'zと共に始まった。
実は、B'z全盛時代、私はもう日本にいなかった。
90年代半ばにはもうニューヨークに住んでいて、当然、その頃はインターネットもなかったから、日本の最新音楽を聴く機会など皆無だった上、生意気盛りで、イキっていたので、日本に背を向けて生きており、その頃の日本の歌はほぼ知らない。
だから、耳の中に流れてくるB'zの曲のほとんどが自分にとって新曲で、紅白で歌っていたUltra SoulやLove Phantomも新鮮。だからこそ、驚きが大きかった。
だが、セントラルパークのハーレム坂に差し掛かった頃に、耳に飛び込んできた前奏にビクッと反応した。
あ、この曲・・・、あの頃の自分のテーマソング。
Easy come, Easy go! 私が日本を離れる数年前に流行った曲。
これ、B'zだったんだ。
誰が歌っていたなんて、すっかり忘れていた。
”リラックスしていこうぜ”って題名に感じられる歌だが、Easy come, Easy goの日本語訳は、”悪銭身につかず”だ。
それを知ると、この詩の内容がまた違った意味に感じられるから面白い。
簡単に手に入るものは、簡単に失う=今、失って苦しんでいるけど、実はそんなに大したもんじゃなかったんだよ。
そんなメッセージに聞こえて、私は嫌いじゃない。
🎵金も恋もEasy Come, Easy Go!♩
執着を捨てて、前に進ませてくれる気がしてね。
🎵生涯、最愛のものを手にいれる為、
晴天ばかりは続かない・・・身体が気づいてる
すぎた時間はすべて Destiny、今の君を生んでくれた♩
あの頃、もがき苦しみながらも、”こんなの、大した事じゃない。”と、自分に言い聞かせながら、進み続けた結果が、今か。
聴いているうちに、涙が溢れそうになる。あの頃の自分を思い出して。
他人から見たら、自ら、傷つきまくるような人生の選択ばかりをしていたかもしれない。
🎵笑われても、あくまでマイペース♩
そう言い聞かせつつ、本当は色々、悔しかったことも沢山あったなぁ。
自分の軌跡を思い返すと、なんかこそばゆい。
今の自分がいつか遠い過去になる日がくるんだなぁ。
ハーレム坂を登り切り、一気に下り、段々坂を走りながら遠いのか近いのか分からない未来の自分から見た今の自分を考える。
過去が作った自分、悪くないじゃん。正月から、セントラルパーク走っていてさ。未来の自分は、これの積み重ねだと良いなぁ。
🎵まだまだまだ 盛りだくさんLIFE
幸も不幸もEasy come, Easy Go♩
さぁ、これからも大したことない人生を大したことあるように生きて行こう。