夫が長期的に家を空ける。
夫が長期的に海外出張することが決まりました。2ヶ月ごとの帰国。
不安しかない。
自分で家族を守れる?
自分にもし何かあったら?
万万が一、なにかが。
そんなことしか、浮かばなかった。
不安しかない。
怖い。
やれるか?
やるしかないだろう。
そうだ、やるしかないんだ。
私が怖気づいたら、子どもたちまで不安になる。
見えないものを怖がるようになる。
私達家族の軸がグラグラ揺れてはならない。
どっしりと、ずっしりと、そこに、あるべきなんだ。
でなければ、毎日私達だけで大丈夫なのかと不安に押し潰される。それは避けたい。
だって、けして、私達は不幸になるのではない。
夫も好きで家を空けるわけではない。
言いようのない寂しさと不安と一人で背負う家族と家を守れるか、それが怖くて仕方ないのだ。
未知の体験。父さんの不在。いつもいる人がいないことは子どもたちにとっても、大きな変化だ。
そして、なにより不安にふける私がいたら、もっと彼等は苦しむ。怖くなる。これは、嫌なことが起きていると。これは恐ろしいことなんだと。思ってしまう。
だから、私はどんと構えていたい。
夫の不在がなんのその。仕事で今、家にいないだけ。何を不安になることがある?とそういう姿でいたい。
不安は募らせようと思えばいくらだって、募らせることができる。
不安に飲み込まれて身動きができなくなって、息も出来なくなって、ただ怖いだけ。
それは、やっぱり違う。
そうしたいんじゃないから、私はいつも通りご飯を作ってテレビを見て笑ってお菓子を食べてお風呂に入っていつものようにいつもを暮らしていくことが必要なんだ。
私達家族は何も変わらないし、何も無くさない。何も怖いことは、ないと、そう暮らしていくんだ。