百匹目の猿現象 ‐自分が考えることは、誰かが考えていること‐
小学生のときに流行っていた遊びが
地方でも違う名前で流行っていたり、
自分が考えたビジネスモデルも
同じような時期に実現している人がいたり、、、
「自分が考えることは誰でも思いつくこと」
と言ってしまえばそれまでですが、
こんな面白い話があります。
◇百匹目の猿現象
ある一匹の猿が、「泥の付いた芋を洗って食べる」ということを覚えると、真似して他の仲間も同行動を取りだす。その数が一定数を超えると群れ全体に広がり、全く異なった地域の猿もテレパシーを受けたかの如く芋を洗い出す。
ざっくり説明すると
このような事象のことを
「百匹目の猿現象」
と言います。
ネットでは、
「嘘の話」や「作り話」などと
はやし立てる記事が目に付きますが、
確かに作り話ではあります。
しかし、
これはゼロから作った話ではなく
そういう行動をとった猿が実際にいたため
イギリスの生物学者でもある
という人物がその猿をモデルに作り出した
架空の物語ということなのです。
そのモデルとなった猿の話がこちら
1950年、京都大学霊長類(研)の世界的に有名な「すみわけ」進化論の今西錦司先生のグループの科学者達が、宮城県の幸島という無人島の猿に餌付けを始め、2年後に餌付けに成功した。
餌といっても畑からとれたばかりの泥だらけのサツマイモだ。
猿たちは初め、イモを腕で拭いたりして食べていたが、ある日、一匹の若いメス猿が川の水でイモを洗って食べることを始めた。
すると、他の猿たちが次々と真似をし始めて、群れの半数以上が水洗いをするようになった。
ここまでなら、その行動はただの猿真似で終わってしまうが、ある時、川の水が枯れてしまったのです。
すると彼らは海岸まで足を延ばし、海水でイモを洗うようになり、「川の水がなければ、海の水で洗えばいい」というレベルまで知恵が深まりました。
そして思わぬ余得を得た。
海水の塩分がイモを美味しくしたのだ。
ものを食べるのは生理的行為だが、それを洗って食べるのは、より高度な文化的行動だ。しかし、ボス猿始め、頑固なオス猿たちは泥が付いたイモを食べ続けた。
ところが数年後の或る日の昼近く、100匹目にあたる猿がイモを洗うことを学んだ時、まさにその瞬間に…その日の夕方迄に、その群れの殆ど全部の猿がイモを洗い始めた。
この100匹目の猿が新しく加わることによって生じたエネルギーが、どういう理由か…
突然それが起こったのである。
しかし、この話はここで終わったのではなく、肝心なのはこの先である。
イモ洗いをする猿の数があるところまで増えた時、幸島以外の地域の猿たちの間にも同じ行為が同時多発的に見られるようになった。
不思議なことに遠く離れた他の島や、大分県の高崎山に生息する猿たちも同じようにイモを洗って食べる行動をとり始めた。
もちろん海で隔てられた幸島の猿とは、まったく接触のない、従って真似のしようもない別の群れの猿たちの間で起こった。
一匹の猿から発した知恵(情報)が集団に広がり、その数が一定量まで増えた時、それを知るよしもない遠く離れた仲間にまで、まるで合図でもあったかのように情報が「飛び火」していったのである。
これはいったいどういうことだろう。
ニホンザルに起こったこの現象は、人間にも起こり得るのだということをイギリスの科学者ルバーク・シェルドレイクは「形態形成理論」によって、科学的に説明した。
過去にある種の行動パターンが形成されると、それは時空を超えて共鳴し、継承されていくとして、「100匹目の猿現象」は正しいと主張した。
優しく言えば、どこかで誰かが何かいいことを始めると、それは集団内で必ず真似される。
その真似が一定のパーセンテージに達し、もう一人加わることによって、突如、エネルギーの場が強化され、その真似(自覚)は殆ど全ての人々の心から心へと伝達される。
そういう「点(臨界点)」があるということを意味している。
(100匹目というのは具体的に100という数字を指すのではなく、ある臨界点を表現している。)
今、考えると、明大創立100周年(1980)の年、明大卓球部にこの現象が起きたのだと思う。
28年ぶりに大逆転の末、インカレで優勝し、その年は逆転の連続で勝ち続け、その後2年間は実業団を含め、無敵を誇り、第一期黄金時代を築き上げたのである。
現在、卓球部にはこの100匹目の猿現象が起こり得る素地が出来つつあるのではないか…と思えてならない。
チームを良い方向へ変革するのに一番肝心なのは、良いと思うことを人より早く気付いた人が一刻も早く始め、自ら先行して、100匹目の猿の中の一匹になるよう努力すればいいのだ。
誰がその発火点になるか楽しみである。
※国際教育財団引用
「発想」は、
誰のものでもなく
みんなで育てるもの
ということを教えてくれるのが、
「百匹目の猿現象」
だとクロノは感じました。
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