彼女は旅に出た 終わりのない旅に出た 僕は待っている 彼女の帰りを待っている もう戻って来るはずのない 部屋の片隅で 写真の中の君が笑っている 僕は神を信じない でも気づけば君が 僕の神のようになっている 全ての中心に君がいる さよならにさよなら 君が戻ってきますように 僕は終わっても信じ続ける
花びらを 浮かべ流れる 川を見る 薄紅色の 命流れる
昨日はもう終わった そのまた昨日も終わった 今の未来に何かできているだろう 過去を振り返るだけで つまらないものに後悔して まず未来を作らないと いい過去はできない 綺麗な空がいつも同じじゃないのは 気づいているなら書いた方がいい ここに記すのは過去のためじゃない 未来に挑戦した 僕の結果だ 長野充宏 新作著書「ブラックバード」11月25日発売 表紙デザインTATOO STUDIO DESPERAD genome amazon 検索 長野充宏より 全121ページ 作品
もしも君がいないと言ったら この世界はどう答えるだろう どんな命がなくなっても 世界はさほど変わらない いつもと同じ日常は 影さえ残さず消して行く 君は僕の宝物 なくしてしまった宝物 君の笑顔は天国でも同じだろうか
僕はパニック障害だけど 笑顔を力に変えて 明るさを保っている その明かりで 一人でも多くの人を 幸せにできたらなと できないことを言う でも僕は 未来を信じる 毎秒先の未来は 誰もわからない 奇跡は 答えてくれるかも 希望の種は 誰しも持っている
昭和の変な風習がある 上司の言うことは絶対 絶対なんてこの世に存在しない そんな会社 団体 組織 権力 そういうところに限って 間違いを認めない 日本にはそういう悪い風習が 今もなお残っている やがてみんな めんどくさくなり 誰もついてきて従う人間が消えて なんの意味も失って行くだろう 部下が命を失っても その過ちを認めない組織に 僕はそれは間違いだと たとえ一人でも言い続ける
毎年暑くなる一方 愚かな人間に 巻き込まれた星 このままじゃダメだと 思う自分と 何も言わない自分 僕が何かしても 何もできないから 風よ誰かに伝えてよ 僕が今思ってることを 悲鳴を帯びた風が 今日も静かに吹いている
大きく開いた傷口を つまようじでかき混ぜるような 深い苦しみを心に感じ 未来は期待で 満ち溢れているはずなのに 夜明けの気配すら感じられず ただ毎日を暮らす ありがたいということに 気づいてないだけなのだろうか 心が苦しくてたまらない けれど 見上げた空は うれしいことに 今日は晴れだ 薄汚れた心に光がさすようだ そして僕はまた歩き出す
はじめて会ったその日から あなたのことが好きでした 輝いていたあなたのことを 今も鮮明に思い出します あなたと付き合ってからは 本当にいい思い出ばかりで 今も心で輝いています さようならは言いたくありません またいつか絶対会えるって 手を合わせ 思っています ただただ ありがとう 君のために ここに残します 愛したあなたのために残します
近くに居るその人は いつかはもう会えない人 だから大切にして もしいつかいなくなったら 心でそっと抱きしめて
ODして 薬局でまた薬を 万引きしたら 店員に捕まった いろいろ話を聞かれた 意識朦朧な私を見て店員さんが 覚せい剤でもやってるんじゃないかと 私の腕を見た リストカットの跡を見て この傷は何だと聞いてきた すると横からおばさんが ただのリストカットですよ そういった ただのリストカットという言葉に 私は言い返したかったけど 何も言えなかった この世の中に ただのリストカットなんて あるのでしょうか
昨日君の夢を見た 君は寝転びながら 絵を描いていた 君はこう言った 絵を描きながら待ってるね そう言ってくれた 目覚めてからとても嬉しくて 涙が溢れた 涙 一粒 君のため 涙 二粒 君のため 涙 三粒 君のため 君への愛が 溢れる
咲いた咲いた君の心に 1秒1秒先の未来に 希望で満ちた花が 笑顔で君を 待っている
あなたがいなくなって もう何十年経つだろう いつも君は頑張ってた 真面目に一つの事に頑張ってた でも君は我慢してた 人に話さず我慢してた 助けての言葉も残さず 灰になり空へと広がった 君の魂も 君の記憶も 今となっては大切な宝物 それから僕は 頑張って という言葉を心から消した 本当に頑張ってる人は何も言わない
私はある日 ドライブをしていた お気に入りの音楽をかけて とても楽しい時間だった 山の緑を見ようと 車を走らせているときに 持病のてんかんのせいか その後のことは覚えてない あれから何年経つだろう 誰も来ない谷底で 私は腐敗して行く 寄ってくるのは鳥や虫ばかり 誰か私を見つけてくれませんか 私は何もできないんです 今の私のお願いを聞いてくれますか お願いです誰か私のポーチの中から 鏡を取って #創作大賞2024
はなのいのちは くりかえし めぐるみどりに きをとられ すぎるじんせい たいせつに にんげんらしさ おうかする すべてのみらい かがやいて はなのいのちも ほほえんで いきものみんな さきほこれ