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vol.196 軽い、早い、お手軽ストロボシステムを構築した。
軽い、小さいは正義。
カメラをやっているとよく聞くこの言葉。
でも、カメラ本体やレンズが軽くて小さくても、撮影に付随するストロボシステムでは長らく準備に時間がかかり、重たいシステムばかりだった。
でも、ここにきてとても軽くてワンタッチでストロボシステムを組めるものが出てきた。
それがライティング機材メーカーのSMDV社の商品だ。
実はこの商品を知ったのは今年の春に開催されたREAL PORTRAIT "S"(以下、リアポS)の展示会場でだった。
リアポもリアポSも展示会場では協賛企業や主催のHASEOさんのグッズが売られているのですが、その販売カウンターの隅っこに一本だけストロボスタンドが立っていたのを知り合いのカメラマンと何だろうと興味を示したのがいけなかった。
ストロボスタンドを一本持っている自分だが、強度に不安が有り、いつかカーボン製のストロボスタンドが欲しかった自分はものすごく興味を持った。
そしてライティングに気後れを感じていた知人のカメラマンはそうでもなかった。
そんな知人をよそに商品をまじまじみていたら会場でスタッフとして働かれていた吉川さんが颯爽と現れ、あの屈託ない笑顔で我々にプレゼンをし始めた。
今すぐにではないが軽くて強度のあるストロボスタンドに興味があった自分に吉川さんの素敵な笑顔と在庫は残り2本ですというベテラン販売員のような絶妙な在庫数のささやきが決め手になり、購入することになった。
※残り一つと言われたらまだあると勘繰ってしまうw
自分が購入することを決めたら、吉川さんは隣にいる知人のカメラマンに対して営業を開始した。
吉川さんの微笑みでライティングやってみたいけど難しそうと難色を示していた彼の心が「やってみてもいいかな」に傾き、さらに吉川さんの営業トークと微笑みであれだけライティングは自分にはまだ早いと言っていた彼の心がたった5分で「やってみたい」に傾く様を隣で感じた。
そしてついに彼はストロボスタンド、SPEED -BOX FLIP28Gをその場で購入した。
支払い総額は約4万円。
その時、彼はまだストロボを一台も持っていなかった。
その後に自分の使っていないストロボを彼に貸したのだが、すぐにライティングにハマったようで、それからしばらくして彼が自分で使うために二台のストロボを購入したことをDMで知った。
そんな自分もSPEEDBOXーFlip28Gを実は後々購入したのだが・・・。
何がすごいって言葉では言い表せないので紹介動画を3つほど貼っておきますのでぜひ見てください。
SMDV社の回し者ではありませんが・・・
これは買ってよかったと思うシステムです。
このシステムを導入して初めて使ったのがリアポの団体枠であるTEAMるりかの展示作品の時でした。
やっぱり使ってみて感じるのは準備と片付けの時間が10分は短くなったということ。
それだけ短いと撮影時間にもっと時間を割くことができるのはとてもありがたい。
まだまだ、個展の撮影もあるのでこれからもどんどんこのシステムを使って撮影を楽しんでいこうと思う。
では、また。