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『推し花瓶』を観るためだけに、新幹線に乗って大阪へ
✳️「大阪市立東洋陶磁美術館」は素晴しすぎる
🔶美の猟犬
陶磁器好きをキッカケに、8年ほど前に『美の猟犬』という本を読んだ。
大筋は、実業家の安宅氏が集めた貴重な陶磁器が世界的に高く評価されている、所謂「安宅コレクション」に纏わる話である。
それらは、大阪市立東洋陶磁美術館で、鑑賞できる。国宝や重要文化財もあり、非常に質が高い!
この中の、とある「花瓶」に一目惚れした。
眼福とは、この感覚のことを指していたのか!
是非とも、この目で実物に会いたい!
🔶8年の時が過ぎて
しかし、我が家は愛知県近郊なので、大阪は少し距離的なハードルが高い。
仕事が忙しくて都合がつけられないまま、コロナ禍を迎えてしまった。
(落ち着いたら行こう)
公式サイトを開いて計画を立てようとしたら、24年春先まで改修工事で閉館中‥‥涙
やっと24年の初夏、その「花瓶」を観たいがために、新幹線に乗って美術館へ向かった。
有難いことに、大体、写真撮影オッケー👌
皆様、Xでアップされてみえるし、何なら自分もバンバン上げましたので、ここでも掲載させていただきたく存じます🙇♀️
🔶『推し花瓶』との邂逅
とにかく、全ての陶磁器展示が、素晴らしい!
レベチである。(レベルが違う)
『推し花瓶』の名は、「飛青磁花生」という。
配置空間は区切られていて、その区画に入った瞬間、
「推し‥!いた‥!😳」
目が釘付けになり、3秒くらい時間が止まりました。そして15分は眺め続けていました(笑)
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🔶いや!おかしいだろ!完璧すぎるだろ!
鉄斑紋の絶妙なアンバランスが全て曲線に絡め取られて繊細な薄さの口先に融合していくかのような、触らずとも脳内に描き出されるが如く優美なフォルム‥(個人の感想)
ご興味がある方は、公式様のホームページ収蔵品情報をご覧ください🙇♀️
🔶『推し』以外も『推し』です
もちろん、他の収集品も半端では無い!
メインの油滴天目茶碗(国宝)を筆頭に、目が潰れるような、素晴らしい逸品の数々👏
少しだけ、ご紹介☺️
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この小宇宙感的な美しさには、文句のつけようがない。
日経サイエンスで釉薬について科学的側面から掘り下げしており、一読の価値あり
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呉須がこんなにバランスよく緻密に配置されて
滅多に観られない眼福
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実物の迫力は写真じゃ伝わらない!
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これも最推しの一つ。
これが好きな人とは、気が合う自信しかない
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このカラーリングと図案をまとめ上げるテクニックよ
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小さい香水瓶みたく、宝石のように綺麗です
どこかユーモラスな虫たちの筆致は繊細でカラフルで、沢山集めたくなるのも分かる!
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総数で100品以上は超えてたと思う
煌びやかで愛おしいコレクション達
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こだわりの強すぎる、一点突破な「旅」でした。
満足度1000% \(//∇//)\
※大阪市立東洋陶磁美術館様のホームページ
※油滴天目 茶碗について特集している日経サイエンス様