【旅メモ 熊野古道をゆく】準備編
フランス人の友人が高野山の宿坊に泊まると言う。高野山?一人で??と当時は思ったけれど、なるほど、今はわかる、行ってみたい(笑)
しかしいきなり高野山だとハードルが高いのでは?(なんの尺度か振り返ると意味不明ですが)と思い、ここはやはり基本で王道の「熊野古道」に行ってみよう、となった私の2023年3月の記録である。
ざっとググってみたところ、難易度が高そうな準備は旅程に沿った宿手配と荷物の移動。思い立ったのが2月、出発希望は3月下旬。しかも春休みで、もう遅すぎる?か、ぎりぎり?の感じ。後で知ったが、熊野古道の宿の手配は遅くとも1年前辺りが世の中の常識、それでも満室で予約が取れない宿も多いとか。まぢっ?私ってなんて無謀だったんだろう・・・( ̄▽ ̄;)と後で冷や汗。
それでもその希望を叶えてくれたのは「奥ジャパン」さん。この短期間で自分ですべてを把握してベストの選択をするのは到底無理と諦め、今まで使ったことはない旅行代理サービスを利用することにした。その名も「達成の熊野古道歩き3日間 〜上級〜」。上級なのは単に歩く距離が長いからです(笑)
奥ジャパンさんが素晴らしかったポイントはここ!
※注意:
2024年8月現在確認したところ、日本語のHPからはツアーページのみ削除されていた。京都オフィスに確認したところ、現在はインバウンドの外国人向けツアーの取り扱いのみで、日本人向けツアーは再開未定との趣旨の説明を受けました。外国人優勢とは言えど実に残念すぎる判断です。追記:改めて連絡があり、国内在住者向けツアーは事業終了とのことでした。こんな事もあるのですねぇ。そのため、以下に記載したことは過去の記録とのみなりました。残念。
1.荷物お運びサービス
荷物が毎日次の宿へ運ばれるサービスは何にも代えがたい。長野県から往復5泊6日の荷物持っての山越えは結構くるよね。
2.私だけの旅のしおりサービス
自分ではお得意の「るるぶ」くらいしか目を通す時間がなく、詳しい道のりの知識はゼロ。どの道を歩くか、どんな目印があるか、どれくらいの時間がかかるかなど、会社員身分でぎりぎりの3泊4日旅程を見事なまでにまとめてくれた。紀伊田辺駅の観光案内のおばさま達が、私の旅程を見て「なるほど~、こんなところから入るんだねぇ」と感心していた。恐らく星の数ほどの観光客に熊野古道を案内しているであろう方々でも感心するルート。若干不安になったことも否めない(笑)
3.現地スタッフ
熊野古道には現地のオフィスがある。支店とでもいうのだろうか。旅のしおりには近露に着いたら現地オフィスに顔を出すように記載されていたけれど、雨に濡れて早くお風呂に入りたいし、初日から結構な斜度の山登りでお疲れモードだったため、オフィスには寄らず宿に直行した。すると夕方5時くらいに現地のスタッフから宿に連絡があり私の所在を確認された。数分もするとスタッフの女性が現れ、私の無事確認と、お菓子、みかんジュースと共に明日訪れるはずの熊野神社のお守りを手渡してくれた。これには感動。なぜなら社務所が開いている時間中に熊野神社にたどり着けるかイマイチ自信がなく、もし閉まっていたらここまで来たのにお守りが買えない・・・という事態も十分考えていたからだ。これで安心して無理せず自分のペースで行ける。奥ジャパンさん、本当にありがとう。
というわけで、あっという間に行く準備は完了。あとはとりあえず長野県から和歌山まで移動、紀伊田辺駅まで行くだけ。でも非常に遠い(笑) 間に合わせるには会社半休を取り、前日午後から移動。無事13:54分松本発のしなのに乗ってしゅっぱ~つ!!!