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【映画メモ】アイ・アム・サム【#19】
「梅切らぬバカ」を見た後に進めらていたので鑑賞。表紙のブランコの写真は知っていましたが、見ていない映画でした。
これはダメでした。まず、ショーンペンの演技が神がかっていますし、ダコタ・ファニングも天才子役と言われたのがよくわかります。
最初の30分くらいで、世間の厳しさと優しさと残酷さが心にグサグサ刺さりまくって、涙腺が崩壊して、一度見るのをやめました。ちょっと休憩。クールダウンしてから見るのを再開しないといけないくらい、見れませんでした。
解説は映画.comさんより
7歳の知能しか持たないサムは、コーヒーショップで働きながら、ひとり娘ルーシーを育てるが、ソーシャル・ワーカーに娘を取り上げられ、敏腕女性弁護士に助けを求める。彼女は夫と息子との関係に悩んでいた。監督は「コリーナ、コリーナ」(監督・脚本)、「グッドナイト・ムーン」「ストーリー・オブ・ラブ」(脚本)と家族愛を描き続ける女流ジェシー・ネルソン。主人公の友人役で実際に知的障害を持つ人々も出演。
途中からは、いわゆる良い話です。サムの友人役が数人出てきますが、そのうちの何人かは本当に障害を持つ人が演じているようですが、周りの俳優も上手くて全く区別がつきませんでした。
世界は優しくもあり、残酷でもあり、非情であり、温かい、そういうランダムな中で誰と出会えるか、誰が世話か焼いてくれるのか、誰がジャッジするのか、誰が諦めてしまうのか、誰が無視するのか、誰が関わらないように逃げてしまうのか、そういう運って残酷です。
この映画はハッピーエンドです。安心して見てください。こんなに上手く行く世界は無いけれど、せめて映画の中くらいはハッピーで終わってくれると救われます。
本当の世界は「梅切らぬバカ」のように、トラブルは起こるし、摩擦は生まれるし、だけども何も解決せず、でも時間過ぎていく、生活は続けないといけない、というのがリアルなのでしょう。
終わりはハッピーエンドですが、心のエネルギーをめっちゃ使う映画だったので、しばらくは見ないと思います。でも、また、泣きたくなったら見たい映画です。
おわり
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