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【映画メモ】エンディングノート【#83】
解説は映画.comさんより
ガンの宣告を受けた一家の父が自らの人生を総括し、家族へあてた“エンディングノート”を残すまでの姿を軽妙なタッチでつづったドキュメンタリー。2009年、何事も「段取りが命」をモットーに高度経済成長期を支えてきた熱血営業マンの砂田知昭は、67歳で会社を退職。第二の人生を歩み始める。しかし、その矢先に重度の胃ガンが発見され、自身に「自らの死の段取り」を課すことになる。監督は知昭の娘で、是枝裕和監督らの映画制作現場に従事してきた砂田麻美。
勧められて視聴。一人のサラリーマンの癌闘病と最後の記録。ドキュメンタリーでした。
癌の告知をされたときに「が~ん!」というような人はその後長生きするという話を、ホントかウソか聞いたことがあります。そういう突き抜けた人は強いんだろうなと思います。それに比べるとこの主人公砂田さんはめちゃくちゃ聞き分けが良いです。あ、そうですか。残念ですが仕方ないですねって感じです。じゃあ、エンディングノート作って、自分お葬式の時の連絡先まで全部リスト化して、思い残すことがないように終ろうとします。
そんなんで良いのか?もっと足掻かないのか?みっともなくても生きたいってならないのか?と問いながら見ていました。
まあ、そうは言っても、僕も『明日世界が終わるとしても、今日僕はリンゴの木を植える』という言葉が好きですし、生きたいとは思いつつも淡々と終わっていく可能性は高いかなと思ったりもしました。なんとなく、それが僕の人生なんだろうなと思って受け入れてしまいそうです。でも、一方で、なりふり構わず生きたいって思っても良いんじゃないかなと思ったりもします。少なくとも変な民間療法じゃなく、標準治療は全部試してから考えたいと思います。
自分のエンディングはまだまだ描けません。
ちょっとびっくりするシーンがあって、砂田さんが昏睡に近い状態に陥って、医者にもう起きない可能性もあります。って言われるのですが、孫に「おじいちゃん」って呼びかけられると目を覚まします。孫スゲーな!孫の呼びかけで戻ってくるんですね。そこが最後の執着なのかな。
おわり
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