9章 とある宗教の家庭に生まれたワタシが体験談をつらつらと書いたらつらい思い出ばかりで“つらたにえん”な件【同級生からの批判と誕生日】
【同級生からの批判と誕生日】
高校生の時、たまに同級生に相談することがありました。
相談でもあり、愚痴でもあったのですが、ワタシは自分の父と母に、そして両親のように信仰心の強い兄1(Z一郎)に、悩んでいました。
父…信者
母…信者
兄1(Z一郎)…信者
兄2(S二郎)…非信者
ワタシ(U男)…非信者
たまに、悩みを言うと、同級生のあるグループはこう言いました。
「おまえの被害妄想だよ。」
この言葉にはすごく傷ついたし、落ち込みました。
自分の妄想と言われてしまって、聞いてもらえなかったのです…。
しまいには、
「親の悪口、家族の悪口を言う奴はクソヤローだよ。クズだ。」
とまで言われ、何も言えなくなったのです。
これは、中学生時代もそうでしたね。
「親の悪口、言うなんて最低だよ。」
って言われました。
それがきっかけかどうかは今となってはわかりませんが、“被害妄想にとらわれた奴” というレッテルが貼られてしまい、家族のことは話せなくなりました。
家に来たいという同級生には、断るようになりました。
それでも無理矢理に来る同級生もいましたが、ワタシの両親は変わり者でもあるため、その同級生によくわからないことを言い、その後、
「ねえ、君の親ってさ…、あー、なんでもない、いいやゴメン、なんでもない」
と言われることもありました。
まあ、これは宗教だけが関係してるわけではなく、その他いろいろとあるのですが、今回は置いておきますね。
すでに両親との関係は冷え切っていましたので、とにかく宗教TLHは、より一層避けたいものでした。
しかし、訪問者が来ると、母親は笑顔で家に上げて、また大きな声で、
「U男〜! 〇〇さん来てくれたわよ〜!」
と呼ばれる。
訪問者はワタシが顔を出すのを待ってたりしてる。
苦痛で苦痛で仕方なかったです。
ある日のことでした。
複数人がぞろぞろとやってきた日がありました。
「U男くん、いますか?」
「U男くんと話したいのですが」
「U男くーん」
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