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母と弟
先々週、5年ぶりに帰省してひさしぶりに弟とゆっくり話ができました。
時々電話で話すこともありましたが、必要最低限話すだけだったので、体調がどうなのか、普段何をしているのかは知る由もありませんでした。
母が入院する2週間前、弟は激しい腰の痛みで救急車で運ばれ、そのまま入院することになったそうです。
脊髄に傷がついているかも、ということでしたが、そこは何とか無事でヘルニアだったようです。
仮退院という形で母が入院する1日前に実家にいたので、電話で母の様子を聞いたところ、何かずいぶんきつそうにしてる、と話していました。
そして次の日、母は弟の退院と入れ替わりで入院してしまいました。
弟は中学生のころから引きこもりなのですが、母はそんな弟とどう接していいのかわからない時期もあったようです。
弟は自慢げにパソコンやギターなどを見せてくれましたが、それって全部買ってもらったんでしょ?と聞くとバツが悪そうにしていました。
母は弟が欲しいと言うものは何もかも買い与えていたようです。
それが母からの弟への愛情表現だったのかもしれません。
母が病気がちになって弟は少ししっかりしてきたようで、電話で意外と頼りになるのよ、と母は話していました。
母が亡くなってからの弟は私が思っていたよりだいぶんしっかりしていました。
ただ少し、社会とは離れて生活していたせいか知識に偏りがあり、一般常識が欠けているような気もします。
これから外に出ることを避けられない生活になるので、少しずつ世の中のことを勉強してくれたら、と思います。
それでは、今日はこのへんで。
いつも読んでいただいてありがとうございます。