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ライダーでもサイクリストでもドライバーでもない人も、さんふらわあ端ッコスタンプラリーに挑戦したい(2)

こんにちわ、くろもあさんです。

今回はさんふらわあ端ッコスタンプラリーを通しで達成した旅の一日目の前編をつらつらと書いていきます。
なお、この旅の全体概要については『ライダーでもサイクリストでもドライバーでもない人も、さんふらわあ端ッコスタンプラリーに挑戦したい(1)』をご覧ください。

稚内からおはようございます

今回は、北の宗谷岬から日本縦断して佐多岬まで行くという旅なので、時間を最大限に有効活用すべく未明の稚内から旅をスタートします。

稚内駅には列車はいません

稚内駅の方を見てみると、まだ列車はいません。この辺りを走る列車の車両基地は南稚内駅にあり、始発列車はそちらから回送されてきます。稚内駅よりも南稚内駅の方が街の中心部に近かったり、平地が多かったり、廃線になった天北線の分岐駅だったということもあり、そちらに車両基地があった方がなにかと都合が良かったのでしょう。

セイコーマート

宗谷岬に行く前に、行きつけのセイコーマートで食料調達。稚内駅から歩いて5〜6分くらいの場所にあります。
旅を愛する人は何度か同じ場所に行くことで自然と行きつけのお店を持つようになるでしょう。基本的には飲食店がそうなることが多いですが、交通機関の運行が限られる場所だとコンビニなどチェーン店が自然と行きつけになることもあります。余談ですが、新見駅前のほか弁屋が行きつけの店だったという乗り鉄は少なくないでしょう。(※新見駅前のほか弁屋は残念ながら閉店済)

セイコーマートが尊ばれる理由の一つ、HOT CHEFの証

稚内駅が入居している複合施設であるキタカラの内部にもセイコーマートはありますが、なぜ稚内駅から距離のあるこのセイコーマートが行きつけなのかというと、店内調理品であるHOT CHEFの販売があるから。キタカラ内のセイコーマートはHOT CHEFやってないんですよね。あと、利尻島や礼文島に渡るハートランドフェリーの乗り場にも近いのもよいところ。

未明からHOT CHEFの商品は提供されていますが、多くの人から評判のよいカツ丼はまだ販売されていません。昼食や夕食の時間帯にあわせて調理が開始されるという説がまことしやかにささやかれていますが、詳細はわかりません。

ちなみに、HOT CHEFの看板に描かれているキャラクターはセイちゃんという名前らしいですが、わたしは勝手にホットシェフ太郎と呼んでいます。

最初のスタンプ(失敗)

さんふらわあ端ッコスタンプラリーの北の端ッコである宗谷岬のスタンプは、なんと宗谷岬にはあらず稚内駅も入居する複合施設であるキタカラ内の観光案内所にあります。つまり、スタンプラリーを達成するために宗谷岬には行かなくてもよいということになります。しかし、そこはそれ。宗谷岬のスタンプをゲットするのであれば、実際に宗谷岬まで足を伸ばしたくなるのが旅人というもの。というわけで、わたしはゆく。

稚内駅の改札口は閉ざされている

まだ午前五時台ということもあって、改札口は完全に閉鎖されています。

始発列車は出発済み

始発列車は5:21発の普通列車名寄行。その次は6:36発の特急サロベツ2号旭川行。そこまではいいのですが、次の次の列車が10:28までないことは結構つらい。JR北海道の大幅減便による影響ですが、ここまで本数が少ないと鉄道を利用して秘境駅として名高い雄信内駅に行くことや音威子府駅でおそばを食べることが困難になりました。(音威子府駅のそば屋は閉店済)
近い将来、宗谷本線の名寄以北である通称宗谷北線の普通列車は全廃されるなんて話も聞こえてきますが、どうなるのでしょうね。
ライダーやドライバーだけが楽しめる鉄道施設……というのは、なんとも残念に思えます。

閑話休題。

本来の目的である、さんふらわあ端ッコスタンプラリーのスタンプをゲットしに行きましょう。

さんふらわあ端ッコスタンプラリーのARマーカーがある観光案内所の営業時間は10:00〜18:00。列車の本数もバスの本数も限られる稚内という街においては早朝深夜の移動を選択することも多く、なかなか訪問が辛い時間。ですが、なんと

ガラスごしにARマーカーが!

観光案内所が閉まっていても、スタンプをゲットできるようにという粋な配慮でしょうか、イーゼルに立てかけられた状態でARマーカーが外向きに配置されていました。観光案内所の方に大感謝しつつ、ガラスごしにスタンプゲットできるはずと思いスマホを近づけてみますが……

反応せず

ぜんぜん反応しなかったりして。

なんのために朝早くから稚内駅にいるのかと
後悔するわたくしめ

ガラスの反射が思った以上につよいのかもしれません。あと、イーゼルなのでポスターが斜めになっているのもアゲインストなのかも。
せっかくの稚内市観光協会さんのご厚意ではありましたが、10分くらいトライしてダメだったのでオープン後に再訪することにしました(トホホ)
もしかしたら、ガラスに直接ポスターを外向きに貼ってくれると、営業時間外であっても、ARマーカーを読み取れるようになるかもしれませんね。知らんけど。

後日、他のARマーカーの読み取りも試しましたが、どうやらこのスタンプラリーのアプリはかなり読み取り感度が悪いらしく状態のよい設置場所でも読み取りに苦心させられましたね。

稚内港北防波堤ドーム

早朝の稚内からスタンプラリーの旅をスタート……という企画はそうそうに台無しになったわけですが、せっかく早朝に稚内にいるのだから、この時間であれば人が少ないだろうと思い稚内港北防波堤ドームへ行ってみることにしました。稚内駅から歩いて5〜6分くらい?

いつ見ても、お美しい北防波堤ドーム

もしかして誰もいないかなと思いましたが、地元の方と思しき人がランニングしてました(残念)

ドームの天井

11月初頭でしたが、海風が切りつけるように冷たかったので、このドームに守られてランニングするのは快適でしょうね。

ドームの中

建築物に興味のある方は、稚内訪問の折にはぜひお立ち寄りください。稚内観光においては外せないスポットだと思います。

ハートランドフェリーのお見送り

稚内港北防波堤ドームの向かい側にはハートランドフェリーが発着する岸壁があります。この日は黄色いラインのアマポーラ宗谷が礼文航路、赤いラインのボレアース宗谷が利尻航路に就航していました。なお、アマポーラ宗谷の奥にはピンクのラインのサイプリア宗谷が停泊していますが、この日は就航しないようです。

アマボレ

午前6:40、アマポーラ宗谷が礼文島に向けて出港しました。

この日の礼文航路担当のアマポーラ宗谷

午前6:55、アマポーラ宗谷の後を追うようにボレアース宗谷が出港。

この日の利尻航路担当のボレアース宗谷

なお、北防波堤ドームに急いで戻れば北防波堤ドームと利尻島に向かうフェリー(この日はボレアース宗谷)を一緒に撮影することができます。

北防波堤ドームの奥にはボレアース宗谷

いってらっしゃい。

利尻島に向かうボレアース宗谷

今回、ハートランドフェリーの出港を見送ってますが、フェリーに乗船してとんぼ返りすれば、その日のうちに宗谷岬訪問しつつ札幌に戻ることも可能です。ただし、さんふらわあ端ッコスタンプラリーを達成するという観点でいくと、苫小牧につくのが0時を超えるため商船三井さんふらわあの深夜便の乗船受付時間に間に合わない可能性を考慮して見送っています。深夜便の出港時間は午前1:30ですが、その乗船受付は徒歩であっても午前0:00までに終えてほしいというのが窓口担当された方の話です。出港時間に対して乗船受付の締切時間が早すぎる気がしますが、それが大洗航路の伝統ですね。

次回

というわけで、今回は稚内駅周辺に限定した話でおわりです。

次回は、ついに最初のスタンプをゲットします。そして、本土最北端である宗谷岬を訪問します。なお、時間に余裕があったのでノシャップ岬にも寄り道してます。ノシャップも稚内に行ったら外せないスポットなんですよね。

ぜひ、↓より、次回もお読みください。


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