「人は鏡」なるほどなぁ~
「人は鏡」とはよくいったものである。
私は苦手と思う人から、私自身の嫌なところを見つけた。
それどころか、それを克服したようだ。
私の苦手な人を分かりやすく説明すると、
土足で人に家にズカズカと入り込み、色々と文句をつけて
センスを否定し、勝手に振る舞い、自分の好みを押し付けていく。
そして、本人に自覚なし。
それどころか、とても人のいい常識人だと思っている。
キーを打っててもイライラするが、本当にそんな人。
しかし、ふとした時に、私も同じことに気が付いてしまった。
「類は友を呼ぶ」。
ちゃんとその人と私は類友だったのだ。
結構なショックだった。
なんでお前に合わせないといけないんじゃっ!
放っておけボケッ!
こんな風に思っていた人と同じだったんだもん。
私は、母に健康について話をしている時にこれに気が付いた。
私は、身体が動くこと、食べること、心など、生きることに興味を持っている。番組である食べ物が紹介された翌日、それを買いに走るようなことはしないくらいのリテラシーを持って、学んだことを自身に取り入れている。
先日、電話で母と話をしていた時
「最近ダルくてシャキシャキ動けない」と聞いた。
母の食事や行動パターンと自身の経験から、こうすれば良くなるのではないかと思い、求められてもいないのに、私は自身の経験やアドバイスを押し付けてしまった。
電話を切って、しばらくして、嫌いなあの人と同じことをした自分に気が付いた。
私は、無意識のうちに母を否定し、自分の思い通りに動かそうとしたのだ。
なんて嫌な奴なんだろう、私。
反省しました。
なぜそのような行動をしてしまったかに思いを巡らせ、考えました。
そして、面白いことに、自分の行動理由が分かって以来、
苦手な人に心を動かされることがなくなった。
相変わらず、その人はデリカシーがない。
けれども、もうなんとも思わない。
私にとって、注意を促す標識のような存在になった。
「人は鏡」
こういうことか、と思った一件。